LEAP STAGE

LEAP STAGEの概要

SEED STAGEを通過したチームLAVAL VIRTUALから選出されたチーム、およびメタバース部門SEED STAGEを通過したチームが、サイエンスアゴラ内で一般公開されます。サイエンスアゴラ参加者はどなたでも体験いただけます。

  • 日時:2023年11月18日~19日 10:00~17:00
    (18日の13:00-15:30は審査コアタイムのため一般の方は体験できません。ご了承ください)
  • 場所:テレコムセンタービル
  • 動画:Youtubeプレイリスト

作品一覧

SEED STAGE通過作品

めい迷路ろ
<名城大学理工学部情報工学科>

VRによる入れ子構造を用いた迷路で意識が二分される体験を提示する。
手に持っている迷路に入り込み、それを傾けることで迷路を進む。このとき体験者には、迷路を傾ける三人称の意識と、入り込んだ迷路を傾けられる一人称の意識が生まれる。
二つの意識を行き来してゴールを目指してください!

テレビの向こう側へ 
<大阪大学情報科学研究科情報システム工学専攻>

「テレビ=鑑賞するもの」だと思ってはいないだろうか。テレビ離れが騒がれている今、本企画では「干渉できるテレビ」という新たな体験を提供する。テレビの向こう側へ干渉できる本体験では、HMDによって視覚・聴覚情報を提示し、テレビ型デバイスによって画面を越える感覚や映像に合わせた触覚提示を行う。皆様には、この装置を使って枯れた花を育てる体験をしていただく。ぜひ画面内の水や日光を駆使して花を元気にしてあげて欲しい。

お前は今から鵜だ ~長良川鵜飼での鮎まるのみ体験~
<岐阜大学工学部電気電子情報工学科>

本企画では、体験者が鵜飼における鵜となり鮎をのみこむ体験を提供する。お辞儀をするように体を動かして鮎をとると同時にくちばしの装置を振動させることで、銜えた鮎が暴れている感覚を再現する。また、この時鮎をのみこむアニメーションと同時に首に装着した装置を動作させることによって、鮎をのみこむ感覚を疑似的に再現する。

RadiantVR: Immersive Heat Experience
<九州大学芸術工学府芸術工学専攻>

本システムではVRコンテンツに合わせ、放射熱の温かさや熱さを体感することができます。仮想空間内の熱源の方向と実空間内の照明による放射熱の方向を同期させることで、仮想空間からの熱刺激を体験することができます。電球照明を用いたシステムによって、既存のペルシェ素子を用いた手法よりも熱源の方向や移動を自然かつ身体の広範囲で感じることができます。

VRボウリングローリング  

<大阪大学大学院情報科学研究科情報システム工学専攻>

ボウリングのボールが途中で曲がるように念じたことはないだろうか?本企画では,VR 空間でボウリングのボールの中に入り,ボールに回転を与え,ボールを動かす体験を提供する.体験者は椅子に座り,HMD・コントローラー・トラッカーを装着する.曲面状の床から足を通して球面を感じられる.手足を使い,ボールに任意の向きに回転を与え,HMDを通して視覚フィードバックを行う.ボールの表面の迷彩模様が回転することにより発生するベクションにより,体験者は自分が動いているボールが本当に回転していると錯覚する.

Multithreader

<東京工業大学工学院情報通信系>

本企画では、マルチスレッドの同時並列処理を人体で体感できる。体験では暗算と同時に右手と左手で別々の指示に従いボタンを押してもらう。体験者は指示内容を把握するが、暗算集中時実際に正解ボタンを押すのは困難である。そこで押す過程を機器に代行させ、かつ「自分で押したように感じさせる」ことで3タスクの同時並列処理感覚を生む。具体的には、指先へ圧覚を提示し、振動等のフィードバックを加える事で、予測通りに正解ボタンが押される感覚を生み、タップに運動主体感を生じさせる。更に、3タスクへの意識の分散は主体感発生を助長する。マルチタスクに対する人間の感覚・想定の心理的拡張が期待される。

聖剣を継ぐ者 – 集中の証明 – 
 <東京大学情報理工学系研究科システム情報学専攻>

本企画では祭壇に埋まった聖剣を、集中力を高めて抜く体験を通してVRならではのより自然で効果的な集中力フィードバックを検討する。集中力は体験者の脳波情報及び視線・頭部運動から推定する。そして集中力をHMDによる視覚・ヘッドホンによる聴覚・モーターによる振動と牽引力による触覚フィードバックとしてマルチモーダルに提示することで、体験者は自らの集中力を自然に知覚できると考えた。

滴Liquid

<青山学院大学理工学部情報テクノロジー学科>

本企画は, 「涙を流す」という通常は液体で起こる触覚刺激を, 固体によって体験できるものである. 我々は目頭から頬にかけて固体を用いて「引きずりなでる」という動作を起こすことで涙を流す体験ができるのではないかと考えた. 実験により, 鋼球を糸につるして接触させる感覚が涙が流れる感覚に類似していることが分かったため, この類似性を利用したデバイスを提案する. 本企画は, 液体を使用しないため, 衛生面の問題や, デバイスの使用場所の制限に関する問題を解決できる.

Megalo-me: 音を聴くための巨大な生命体

<慶應義塾大学環境情報学部環境情報学科>

巨大な生命と一体化したとき、私たちに聴こえる音はどう変わるだろうか?
本作品は、巨大な生命体に見立てた、振動スピーカーとペルチェ素子が内蔵されたビーズクッションに頭・手・足を差し込み、段々と一体化していく中で、聴こえる音の変化や想起する情景の変化に意識を傾ける体験である。体験中は、ビーズを介した振動によって身体の輪郭が曖昧になったり、心拍が巨大な生命体と同期していくことによって、人が巨大な生命体と一体化し、自分ではない大きな何かになって音の空間に没入することができる。自分の身体以外の生命に接続されていると感じることによって、思い出される経験や知識が、未知なるものの記憶と仮想的に結びつくことを目指す。

Laval Virtual 招待作品

The Unclaimed Masterpiece

<ARTS ET MÉTIERS INSTITUT DE LAVAL>

親愛なるお客様へ

特別なミッションがあなたに課されました。お屋敷に侵入し、かつてあなたの所有物だった正しい絵を盗み出してください。
アルフレッドというお屋敷の執事と対決してください。彼はChatGPT3.5言語モデルでコントロールされています。彼は嘘をつく能力があり、あなたを惑わそうとします。アルフレッドとの会話から得られるヒントをもとに、正しい絵画を推測して見つけ出してください。
ビクトリア調のお屋敷を探索し、AI執事とおしゃべりしましょう。この作品は7ヶ国語に対応しています!

メタバース部門 採択作品