THE DIMENSION BOOK(2002)
DEMENSION / 武蔵野美術大学,東京大学
[作品概要]
本企画は、物体の持つ様々な特性を、体験者に改めて深く知覚して貰う事が目的である。
物体は、その表面に光が反射する事によって視覚する事が可能となる。この為、視覚する時の視線の変化や、光の強弱によって物体の見え方は様々に変化する。しかしながら、視覚行為と光との関係は、非常に密接であるにも関わらず、現実の環境光を反映させて画像を描画する画像装置の実現は進んでいないのが現状である。
本企画では、正確な三次元空間における位置計測と、環境光の入力可能なセンサを、液晶ディスプレイに搭載する事によって、視線の変化や光の強弱により描画される物体が変化するディスプレイ装置を実現した。
また、本企画で動作させるアプリケーションは、視線や光の変化によって、最も効果的に知覚的な変化を楽しめる物体として、三次元コンピュータグラフィックスによって描画した錯視立体図形を利用する事にした。
[文献]
http://www.siggraph.org/s2003/conference/etech/dimension.html
[ 大会映像 ]