It is a VR experience with 2 players and asymetrical gameplay, the actor is led in different altered fairy tales by the storyteller whose choices change the narrative storyline.
本企画はVR空間と現実空間にわずかな差をつけることでヘッドマウントディスプレイを外す瞬間に不思議な感覚(おかえり感覚)を呼び起こさせる、ヘッドマウントディスプレイを外す瞬間をテーマとした企画です。
多くのVRコンテンツが基本一人での体験を前提としている。そんな中私たちは二人でプレイし、それぞれが別の動きをして構成するVRを作成するにあたって、この目標を実現するため渡し舟をテーマとしたマルチプレイ型のVRコンテンツを企画した。このVRには漕ぎ手、舵取りの役割があり、どちらとも別の視点、動作を行う。渡し船を操作し障害物をよけながら対岸まで船を運ぶことがコンテンツの目標である。
VR用のHMD装着者は,HMDが目隠しとなり当然外の世界を見ることができない.これに体験者と周囲の人とのインタラクションを加えれば,現実世界を見ることができないというHMDのデメリットを逆手に取った新しい体験を両者ともに提示することができる.本企画では,HMD装着者が視認できない周囲の人を,透明人間がバーチャル空間にいるという設定で,透明人間にいたずらされる体験ができるシステムを提案する.
人間は「頭部が固く、分離不可能」という身体的制約のもと生活を営んでいる。本企画では人間が餅に置き換わった際の感覚を2つのデバイスを介して提示し、身体的制約を取り払った新たな体験を可能にする。
ユーザが仰向けに寝転び、その体の上を猫デバイスが移動することであたかも本物の猫が体の上を歩いているかのような感覚をユーザに提供する。またユーザが猫を撫でると、猫デバイスに仕込んだ袋に温水が入り猫の体温を感じるとともに、猫が体の上で寝転んでいる感覚を味わうことができる。
『涙腺崩壊』という比喩表現を聞いたことはないだろうか。もしもこの言葉のように、目から大量の水が止めどなく溢れ出て、涙腺が壊れたかのような感覚を体験できるとしたら…? 本企画では、この“涙腺崩壊”体験を土木構造物の『ダム』に当てはめ、頭部を貯水池、まぶたを水の流れ出すゲートに見立てたシステム『涙腺ダム』を作成する。
本提案では、自身の足が床を軋ませる振動のフィードバックをもとに敵に気配を察知されないように慎重に足を運び、また床の振動から敵を察知するという、触覚情報による駆け引きを用いたステルスゲーム体験を構築していく。
工場見学は誰でも一度は体験したことがあるはずだ.本企画はチョコレート工場の工場見学をチョコレートの目線から行っていく.そこで,チョコレートを作る8 つの工程を, オフィスチェアを用いた体感型システムと,ヘッドマウントディスプレイ,ヘッドフォン等を利用し,その場に居ながらチョコレートの感覚を疑似体験できるシステムの構築を目指す.
VR空間にルービックキューブを置くことで内側から解くことを実現したシステムである。ユーザーはヘッドマウントディスプレイから映像を見て、手動デバイスと足動デバイスから体全体で操作を行う。ストーリーと制限時間によってエンターテイメント性のあるゲームとなっている。
360度カメラ映像やAR表示を組み合わせることで,“小人”としてVR体験するHMD装着者と,スマートフォンを利用してAR体験する非HMD装着者が,別々の視点からバーチャル空間を共有する対戦型コンテンツを提供する.
低質から平均的なヘッドフォンを着用して音を聞くと、前後の音が聞き分けることが困難である。そこで、私たちは耳が特徴的なウサギに注目した。ウサギの耳は向きを変えることで警戒する方向を選んでいる。HMDとセンサー付きグローブを使用し、人間の手がウサギの耳の様に使い、音の発生源を直感的に感じる体験できるVRコンテンツを制作する。
本作品は、体験者が息を吸ったり、吐いたりすることで VR 空間内の映像とインタラクション する装置である。体験者はHMD と特殊なエアジャケットを着用し、息を「吸う」「吐く」を繰り返す。 呼吸が検知されるとエアジャケットが体験者の腹部を圧迫し、非現実的な大きさまで膨らむ感覚を生み出す。そして、体験者が HMD に映された映像見ながら息を吐くと、VR 空間内が一瞬にして変わる。体験対象者の呼吸の深度によって、エアジャケットの膨らみ・映像コンテンツが変化していくのがポイントである。
ウインドサーフィンとは風の力を利用することで海の上を走るスポーツである。自然の風と波を使って走る感覚は日常では体験できない爽快感と独特の楽しさがある。本企画では,海に行かずに屋内でウインドサーフィンの魅力を体験できるシステムを構築する。セイル型デバイスでは、ユーザーの操作と映像上の風のインタラクションを可能にする。ボード型デバイスでは振動により波に乗っている感覚を再現する。またユーザーに風と海の匂いを与えることで体験の没入感を高める。
本企画では,消防隊員の視点から消火活動の体験が可能であるシステムを開発する.体験者は,火災現場を再現した映像を提示され,ホース型コントローラを操作することで消火活動を行う.システムは映像提示装置と大風力を知覚させる風覚提示装置,水噴流反力を提示する力覚提示装置から構成される.風覚は温冷覚,聴覚,皮膚感覚,深部感覚を刺激することで知覚させ,水噴流反力は牽引力及びジャイロモーメントを用いて再現する.