本作品は、体験者が息を吸ったり、吐いたりすることで VR 空間内の映像とインタラクション する装置である。体験者はHMD と特殊なエアジャケットを着用し、息を「吸う」「吐く」を繰り返す。 呼吸が検知されるとエアジャケットが体験者の腹部を圧迫し、非現実的な大きさまで膨らむ感覚を生み出す。そして、体験者が HMD に映された映像見ながら息を吐くと、VR 空間内が一瞬にして変わる。体験対象者の呼吸の深度によって、エアジャケットの膨らみ・映像コンテンツが変化していくのがポイントである。
本体験では電気刺激と振動覚刺激を組み合わせることにより,子宮収縮感のある痛みを下腹部に与えるデバイスを作成する.また,日常行動を加速度センサで検出し,それに応じた温感提示をすることで血が垂れる感覚を与える.これらの要素を組み合わせ,誰でも月経を体験することを可能にする.
本企画では“生まれる”体験を通じ、「生まれてきてよかった!」という喜びを届けたい。空気圧制御で締め付けられる装置を用いて、苦労して暗く狭い産道を通る様子を再現する。そして、生まれた事は奇跡的である事を映像や音で表現する。