人間は液体と固体の両方になり得るか?(2021)

いったんもめん(奈良先端科学技術大学院大学)

杉野森 拓馬(奈良先端科学技術大学院大学)、青木 大典(奈良先端科学技術大学院大学)、大塚 真帆(奈良先端科学技術大学院大学)、宮脇 亮輔(奈良先端科学技術大学院大学)、磯山 直也(奈良先端科学技術大学院大学)、内山 英昭(奈良先端科学技術大学院大学)、清川 清(奈良先端科学技術大学院大学)

[作品概要]

「猫は液体である」というジョークがある.これは,猫の身体は柔軟性が高く,体を変形させて小さい容器に収まることに由来する.このジョークから着想を得て,人体が液体になる体験が出来ないかと考えた.そこで本稿では,視覚と触覚の提示によって液体に対して身体所有感を獲得し,仮想現実での「溶ける」という新しい表現を提案する.具体的には,自分の手が高い柔軟性を持ち,液体のように容器に収まる体験を提案する.

[その他]