寒中模索(2004)

調布ぶらざぁず /電気通信大学

[作品概要]

本作品「寒中模索」は,操作者がグローブ型の装置を装着し,手を大きく動かして画面内をまさぐることで,様々なアクションを体感するインタラクティブ性の高いゲームである.温度感覚を利用し,手の表面に冷気を吹き付けることで形状情報の提示を行う「冷感形状提示」を実現する.
本作品は,手のひら側・甲側のそれぞれに19個,両側合計38個の冷感箇所を任意に組み合わせることによって操作者に様々な物体の形状を伝える.また,位置センサ・力センサを備え,上腕の動きや手の把持動作をゲームに反映させることが可能である.IVRC予選大会では,温度の変化を用いて「物が体を貫通している」という新たな感覚や雨や風といった天候の表現に挑戦した.

[ 東京予選大会映像 ]