回転☆星(2005)

齊藤 満 /多摩大学

[作品概要]

「回転☆星」は,架空の惑星を表現したもので,体験者には惑星の創造者という視点で体験してもらいます.
この星には,海は雲を生み,雲は雨を降らせ,雨は草を育むといった循環があり,一見地球のようにも見えますが,惑星には粘菌の生物のみが生存していて,彼らは草を食べて生きています.しかし,何もしなければこの星には風が起こらず,雲は移動しません.星を回すこ
によって風が吹き,雲が流れ,大地に雨を降らし,草を育みます.また,星には日陰の部分と日向の部分があり,日陰の部分では草は枯れていきます.体験者の星の回し方次第では,生物が全く住めないような星にもでき,緑豊かな星にすることも可能です.

[ 岐阜本大会映像 ]