ふたりのキーボード(2002)
Dream Edge/ 東京大学
[作品概要]
ひとつのキーボードをふたりで同時に使用する感覚を味わう作品である。
相手がキーを押している瞬間を指先で感じることにより、相手の存在と高いインタラクティブ性を感じることができる。キーの駆動にソレノイドを用いることにより、より自然な打鍵感を再現している。
作成した装置を使用して、ふたりのユーザがキータイピング競争を行うゲームを作成する。一般のタイピングゲームと異なり、ふたりのユーザがひとつのキーボードを共有しているため、先に押されたキーを同時に押すことはできない。このようにユーザは入力動作と相手とのインタラクションを同時に行うことができる。それによりもたらされるインタラクティブ性が本作品の面白さである。