バーチャルビリヤード（2002）

CYLINDRA / 奈良先端科学技術大学院大学

[  作品概要  ]

ビリヤードは高度な技術と戦略眼が要求される奥の深いゲームである。しかし、ビリヤードを行うには、ビリヤード台を置く場所とキューがぶつからないだけの大きな空間が必要となる。また、ビリヤードに必要な器具は大人を対象としてデザインされているため、 子供がプレーできる機会は少ない。そこで、誰もが家庭の狭い空間において手軽に遊べるビリヤードゲームを作りたいと考え、本大会に参加した。
本作品のシステムは、HMD を装着した体験者が、VR空間内でビリヤードを行えるものである。VR空間では、仮想のビリヤード台、球、キューを呈示する。体験者が必要とするものは、HMD、ビリヤードのキューの代わりをするデバイス及び、ビリヤード台の外枠部分を再現した仮想テーブルサイドのみという非常にコンパクトな構成である。また、HMD、キュー型デバイスの位置姿勢の計測にはPOLHEMUS 社の FASTRAK を使用した。

[ 大会映像 ]