企画募集にあたって
IVRCでは、新しい体験を実現する優れたインタラクティブ作品を募集しています。誰もが体験を楽しめ、そこに発見があり、有識者をもうなずかせるような作品を歓迎します。
IVRCは、企画の段階から制作の終わりまで半年近くにも及ぶ長い期間、バーチャルリアリティなどの第一線での研究者を中心に構成される優秀な運営スタッフが参加チームメンバーと関わるという、非常に珍しい形態を取るコンテストです。
まずは新しいアイディアに溢れる企画を書いて、「インタラクティブ作品」にチャレンジしてみてください。すばらしい企画をお待ちしています。
事前説明会
IVRCでは、関東・近畿・中部・東北の各地で参加希望者向けに事前説明会を行っております。今までIVRCに参加したことのない方、何か不明・不安な点のある方など、是非気軽にご参加ください。
会場・日程
日程・開催会場は決まり次第順次追加します。説明会の所要時間は各会場によって異なりますが、目安として1時間程度です。 (特に記載のない限り説明会は公開開催です。)
5/2214:45岐阜大学工学部F307
日付 | 開始時刻 | 会場 | 会場詳細 |
---|---|---|---|
4/21 | 17:00 | 北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科 | コラボ 2F |
4/22 | 18:30 | 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス | イオタ15号教室 |
4/23 | 13:00 | 大阪大学 豊中キャンパス 基礎工学研究科 | J棟3階セミナ室 |
4/23 | 14:40 | 電気通信大学 | 西11号館 ピクトラボ |
4/23 | 16:20 | 大阪大学 吹田キャンパス | 創造工学センター 4F |
4/24 | 15:30 | 筑波大学 | 3L301-1 |
4/29 | 16:30 | 芝浦工業大学 豊洲キャンパス | 研究棟13階 情報工学科会議室 |
4/30 | 12:30 | 慶応義塾大学 矢上キャンパス | 創想館 2F ディスカッションルーム DR6(14-216) |
5/2 | 16:30 | 名城大学天白キャンパス | 共通講義棟北 2階 N-221講義室 (名古屋市営地下鉄 鶴舞線 塩釜口駅 徒歩8分程度 キャンパス内地図) |
5/7 | 15:30 | 東北大学 片平キャンパス | 電気通信研究所1号館3階306号室 |
5/8 | 16:00 | 情報科学芸術大学院大学(IAMAS) | ソフトピアジャパン ワークショップ24 (学外からの参加は要事前連絡 連絡先 井村 imura [AT] bpe.es.osaka-u.ac.jp) |
5/14 | 18:00 | 奈良先端科学技術大学院大学 | 情報科学研究科 L2教室 |
毎週水曜日(随時) | — | 神奈川工科大学 | K1-501 (学内向け) |
応募の方法
募集は専用のWebフォームを通じて行います。 応募受付期間内に、必要事項の記入と必要書類のアップロードを行ってください。
応募条件
- 作品の条件
- 学生を中心としたグループにより企画提案された、「バーチャルリアリティをはじめとするインタラクティブ技術」を利用した、未発表かつ展示可能な作品であること。
- 展示スペース
- 幅1.8m x 奥行1.8m x 高さ2.0m
- 予選大会・決勝大会ではこの展示スペース内で展示することが求められます。
- 応募者の資格
- 「バーチャルリアリティ/インタラクティブ作品」を実現できる能力・熱意をもつ学生を主体としたチームであること。
区分 人数 身分 連絡先 代表者 1~3名程度 学生 必要(携帯電話・電子メールなどで 確実に連絡できること) 参加者 不問 不問 不問
- 「バーチャルリアリティ/インタラクティブ作品」を実現できる能力・熱意をもつ学生を主体としたチームであること。
応募受付期間
2014年5月30日 17時まで
IVRCでは、締切時間以降のアップロードは一切受理していません。
例年、以下のようなケースが発生します。余裕をもった投稿を心がけてください。
- 締切時間近くは応募が殺到し、アップロードに時間がかかります。
- 応募者側の回線不調などでアップロードが失敗することもあります。
- あわてて投稿すると、間違ったファイルをアップロードするかもしれません(締切後は差し替えも受け付けません)。
応募に必要なもの
内容 | 書式 | 注意事項 |
---|---|---|
企画梗概 (A4, pdf, 1ページ) |
書式(docx) |
|
企画書 (A4, pdf, 9ページまで) |
書式(docx) 書式(PDF) | |
参加申込書・同意書 | 申込書(xlsx) 申込書(PDF) 同意書(PDF) |
|
投稿料支払い証明 | — |
《振込先》
みずほ銀行 本郷支店(075) 普通預金口座 2677247 特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会 トクヒ)ニホンバーチャルリアリティガッカイ |
過去の企画書の例
これから応募する方の参考のため、過去の優秀作品の企画書を公開します。
※サンプルは予稿集掲載のためにチームの連絡先などが明記されたものもありますが、応募に当たっては、審査時の不公平等をなくすため作品名以外の出自を示す所属団体名、氏名、メールアドレス等を載せないようにして下さい。
「Sense-Roid」IVRC2010 総合優勝 電気通信大学
<企画概要> 体験者は、ジャケット型の触覚提示デバイスを身につけ、自分の分身となるSense-Roidと向き合う。Sense-Roidは人間の上半身を模した模型に圧力センサ、圧電センサが組み込まれたものである。体験者がSense-Roidに触れることで、ジャケット型デバイスにその触覚をフィードバックする。これによって体験者はあたかも外側にいるもう一人の自分を触り、またそれから触られているような感覚を味わうことができる。 | 企画梗概 |
企画書 |
「パランガ」IVRC2010 明和電機社長賞 大阪大学
(※書類審査時タイトル:フリフリ -Flip Freaks-)
<企画概要> あなたの子供時代,学校の授業中に,コマ送りの絵を教科書の1ページ1ページに描いて,パラパラ漫画を作ることに没頭した思い出はないだろうか.静止画だったキャラクタが動き出す喜びと,自分が思い描いたように動いてくれた時の達成感,ページが等間隔に1枚1枚めくられることの小気味良さを味わったはずである.大人になった今,あの気持ち良さを再び味わってみようではないか.フリフリ – Flip Freaksで,無限に続くパラパラワールドを体験してみよう! | 企画梗概 |
企画書 |
「ダイラタノシー」IVRC2009 VR学会賞 大阪大学
<企画概要> 水中に存在する妖精とのインタラクションを実現し、ユーザにワクワク感を提示させることを目的とする。素の実現手段としてダイラタント流体という特徴的な流体を用いて力覚提示を行う。プレーヤーは吸引及び給水機構が取り付けられたグローブを装着することで、流体中の任意の場所に物体を知覚する。 | 企画梗概 |
企画書 |
「THE DIMENTION BOOK」IVRC2002 総合優勝 武蔵野美術大学/東京大学
<企画概要> 本企画は、物体の持つ様々な特性を、プレイヤに改めて深く知覚して貰う事が目的である。物体は、その表面に光が反射する事によって視覚する事が可能となる。この為、視覚する時の視線の変化や、光の強弱によって物体の見え方は様々に変化する。しかしながら、視覚行為と光との関係は、非常に密接であるにも関わらず、現実の環境光を反映させて画像を描画する画像装置の実現は進んでいないのが現状である。本企画では、正確な三次元空間における位置計測と、環境光の入力可能なセンサを、液晶ディスプレイに搭載する事によって、視線の変化や光の強弱により描画される物体が変化するディスプレイ装置を実現した。 | 企画梗概 |
企画書 |
書類審査
概要
応募企画数が20件を超えた場合には書類審査が行われ、25チーム程度を目安に選抜を行います。
審査は、提出された企画概要・企画梗概・企画書に基づいてWeb上で行います。作品企画の新規性・技術・芸術性・実現可能性を軸に、企画がしっかり練られているか、実現すべき企画であるかどうかを審査します。
書類審査結果通知
書類審査結果は、6月18日頃にメールで通知する予定です。
結果通知からプレゼンテーション審査まで3週間ほどありますが、よりよいプレゼンテーションのためには多くの準備が必要です。結果通知を待つことなく、企画書を提出した時点でプレゼンテーションの準備を始めると良いでしょう。
プレゼン審査 結果発表!
プレゼン審査結果発表!
プレゼン審査当日に決まった上位5チームに加え,審査委員会による議論を経て以下の12チームの予選大会進出が決定致しました!尚,10位のばーちゃるさらさらが出場を辞退したため,13位のスノーキンが繰上げ通過となりました.
予選大会では,デモ展示加えてVR学会オーガナイズドセッションでの口頭発表も行われる予定です.
尚,予選大会のデモ体験は無料,口頭発表は参加登録(有料)が必要になります.
第1位 ヒキワラシのいる庭
チーム:PenTech(慶應義塾大学)
第2位 アンブレーダー
チーム:傘を指先で1時間は立たせられる自信があるマン(鈴鹿工業高等専門学校)
第3位 毛抜き
チーム:チームアプリコット(慶應義塾大学)
第4位 剥物館
チーム:剥芸員(名城大学)
第5位 チャイルドフード
チーム:シャンピニオン(筑波大学)
第6位 Oil Bubble Display
チーム:烏龍茶(大阪大学大学院)
第7位 VACUUU(・∀・)UUUM
チーム:TKB@DEEP(筑波大学)
第8位 想い手
チーム:うきょう(大阪大学)
第9位 ワイヤレス糸電話
チーム:大西軍団(神戸市立工業高等専門学校)
第10位(※出場辞退※) ばーちゃるさらさら
チーム:てんぱ少年(大阪大学大学院)
第11位 渡る世間は綱渡り
チーム:幸楽(大阪大学大学院)
第12位 ヴィブロスケート
チーム:だらけハプティクス(東京工業大学大学院)
第13位(※繰上げ通過※) スノーキン
チーム:チーム太平洋側育ち(早稲田大学)
概要
書類審査を通過したチームによるプレゼンテーションを審査委員が聴講して審査を行います。審査委員に、企画の面白さ、新規性、技術力、芸術性といった観点を含めて、アピールを行ってください。プロトタイプによる実演なども大いに推奨します。
この審査では、10チーム程度を目安に選抜を行います。複数企画で合格したチームなどは、審査結果発表後に辞退を申し出ることが出来ることとします。 辞退があった場合、10チーム前後となるように、下位のチームが繰り上がることとなります。プレゼンテーション審査を通過したチームには、展示へ向けた作品の制作活動に入っていただきます。
プレゼンテーションの模様は、ニコニコ生放送にて公開されます。Ustreamに変更となりました。
日程・会場
日時 : 7月5日(土)11:30 受付開始 会場 : 東京大学本郷キャンパス 武田先端知ビル 武田ホールプレゼンテーション審査はニコニコ生放送にて公開予定です。URLが決まり次第お伝え致します。
今年度はニコニコ生放送ではなく、Ustreamにてプレゼン審査を生放送致します。
放送URL: http://www.ustream.tv/channel/ivrc2014
今年度の会場は大きめのため、直接会場にて観戦することも可能です。人数多数の場合、立ち見や会場に入りきらない等の事態が発生する場合があります。観戦にお越し頂く場合は事前にお問い合わせを頂けますと幸いです。
審査
各チーム150秒のプレゼンテーションの後に150秒の質疑応答時間(何れも時間厳守)を設けさせていただきます。寸劇・デモ・動画などを含めて頂いても構いません。
作品のプロトタイプ等を持ち込んでの実演等も推奨します(ただし発表準備時間は非常に短いので設置等に時間がかからないようにしてください)。 時間厳守のため、持ち時間が経過するとプロジェクターを遮光します。発表前には、十分な練習を行ってください。発表時間の延長は、まったく行われません。
会場には、発表者、審査委員および見学者が入場できます。
審査の公平を期すため,発表にあたっては「作品名」のみを公表して下さい。作品名以外の出自を示す所属団体名、氏名、メールアドレス等をプレゼンテーションに含めないようにして下さい。
会場のサイズと発表時の様子は以下の通りです。寸劇・実演時の参考にして下さい。向かって左側のスクリーンに発表資料を投影し,右側のスクリーンには作品に関する情報が投影されます。発表残り時間表示用スクリーンはステージ下手側に別途設置予定です。
発表時の様子
ステージのおおまかな寸法
Ustreamでの中継と特許申請について
今年度はニコニコ生放送ではなく、Ustreamにてプレゼン審査を生放送致します。
放送URL: http://www.ustream.tv/channel/ivrc2014
発表資料などはIVRC企画同意書2項の規定に従って著作権に関する配慮を十分に行って下さい.
著作権・著作隣接権・肖像権などを持たない素材は使用しないで下さい。
IVRCでは、作品アイデアの特許申請を奨励しています。
プレゼンテーション審査の模様はUstreamによって生中継されますが、プレゼンテーション審査後6ヶ月以内に特許出願を行えば、新規性を喪失せずに特許を受けることができます。
これはIVRCが日本バーチャルリアリティ学会の開催する学会に相当し、特許法第30条「発明の新規性喪失の例外規定」の対象となるためです。
予選大会結果発表!
決勝大会に進むチームは以下の7チーム+海外勢です
第1位 チャイルドフード(チーム:シャンピニオン、筑波大学)
第2位 ヴィヴロスケート(チーム:だらけハプティクス、東京工業大学)
第3位 剥物館(チーム:剥芸員、名城大学)
第4位 渡る世間は綱渡り(チーム:幸楽、大阪大学)
第5位 ワイヤレス糸電話(チーム:大西軍団、神戸市立工業高等専門学校)
第6位 毛抜き(チーム:アプリコット、慶應義塾大学)
第7位 スノーキン(チーム:太平洋側育ち、早稲田大学)
VR観客賞 ヴィヴロスケート(チーム:だらけハプティクス、東京工業大学)
概要
プレゼンテーション審査を通過したチームには、実際に制作した作品を予選大会で実演展示していただきます。展示作品を審査委員が体験し、審査委員会において決勝大会に進む作品を決定します。
会場は第19回日本VR学会大会の技術展示に併設され、学会参加者のほか一般の来場者も体験に訪れます。
同時に、出場チームにはVR学会大会の企画セッションにおいて口頭発表をお願いする予定です。発表や質疑応答を通して学会の雰囲気を知るとともに、研究者の卵として、自らの開発成果を公表することができます。
なお、発表に際して予稿の提出をお願いします。予選大会進出チームは、原稿執筆要項にしたがって7月14日(月)までに予稿を作成・提出してください。
会場
名古屋大学 東山キャンパス(名古屋市千種区)
スケジュール
- 9 月17 日(水)
- OS口頭発表:11:00-12:30 –ES総合館 ES034(3F)
- 設営:9:00-17:00 -ES総合館 ES033/ES035(3F)
- 9 月18 日(木)
- IVRC 審査・ゲスト見学コアタイム:9:15-12:30 -ES総合館 ES033/ES035(3F)
- IVRC 展示(学会参加者向け公開):12:30-15:30 -ES総合館 ES033/ES035(3F)
- IVRC 表彰式:16:45-17:00 -野依記念館2F
- 9 月19 日(金)
- 9:15-16:45 IVRC展示(一般公開)-ES総合館 ES033/ES035(3F)
- 終了後 VR観客賞表彰、撤収 -ES総合館 ES033/ES035(3F)
OS発表
大会WEBにプログラムが公開されました。(こちら)
各チーム発表4分質疑2分でご準備ください。
単なる作品紹介でなく、下記の点に注意し、学術的な貢献を意識した発表を心がけてください。
- 関連研究を挙げ、企画の新規性や独創性について説明してください。
- どのような点がポイントか、またそれはなぜかを説明してください。
- どのような体験ができるかをできる限り客観的に説明してください。
希望チームにはスライドの添削を行う予定です。(希望する場合は9月5日(金)までにスライドをご準備ください)
展示条件
- ブースサイズ: 1.8 m × 1.8 m (拡張不可)
- 電力:最大500W、申請電力を超えないこと(コンセントは 2 口)
- 照明:暗所は各チームで用意
- パーティション:ブースの背面のみに設置(W900×H2100)
- 備品:椅子と長机(W1800×D450×H700)申請数
フロアプラン作製時の注意事項
展示スペースの前に机等の物を置くことはできません。
ただし、ブースの前に立ち説明を行うことは可能です。
また、隣接ブースとの間仕切りはありません。
寸法および備品・機材の配置などを記載したpdfを提出してください。
フロアプランは平面図のみで結構です。立面図や透視図は必須ではありません。
水を使用するなど、特筆すべき事項があれば記載してください。
提出後、大きな変更がなければ差し替えを行なって頂く必要はありません。
また、当日は展示を行いやすよう自由にアレンジしていただいて問題ありません。
予稿執筆要項
IVRC2014予選大会は第19回日本VR学会大会の展示発表の形式で行い、IVRCの口頭発表セッションにて企画内容の説明をしていただきます。これに伴い、IVRCでは事前に下記の資料を収集し、VR学会大会への提出を行います。
- 概要(400字以内)
- 抄録集用画像
- 発表予稿(A4サイズ2段組、2ページ)
提出締切:2014年7月14日(月)(大会の予稿提出締切日と異なります)
提出締切:
予稿テンプレート
- LaTeX2e予稿サンプルファイル(UTF-8日本語版)
- LaTeX2e予稿サンプルファイル(SJIS日本語版)
- MS-WORD予稿サンプルファイル(MS-WORD WIN日本語版)
- MS-WORD予稿サンプルファイル(MS-WORD MAC日本語版)
テンプレートには予稿のページ数が2または4ページとありますが、IVRCでは一律2ページとします。また、予稿はpdf形式に変換したうえでご提出ください。なお、ファイルサイズの上限を5MBとします。 こちらのVR学会大会予稿見本(IVRC用)を御覧ください。
予稿集用画像について
作品に関する画像1枚(png,jpeg,gif,tiffフォーマットのいずれか)を提出して下さい。画像はカラー/白黒を問いませんが、抄録集では白黒で印刷されますので、それをご考慮ください。また、抄録集に掲載される際には、おおよそ縦50mm×横60mmの中に納まるように拡大/縮小して掲載致されます。
注意事項
- 原稿のタイトルは必ず作品名としてください。
- タイトルの下にチーム名を記載してください。
- チーム名のフォントは和文タイトル・サイズは著者と同一としてください。
- アブストラクトは和文で作成してください。
- キーワードも日本語とします。
Q&A
Q. アブストラクトは必ず必要か。 A. はい。必ず原稿に含めてください。
Q. 実験環境を提供頂いているので所属研究室の先生方を共著に含めたい。 A. IVRCは学生が主体のコンテストですので、共著に含めることはできません。謝辞等に名前を記載して代替してください。
決勝大会
決勝大会は、DIGITAL CONTENT EXPO 2014と同時開催で、10月23日(木)~26日(日)に開催されます。
予選大会を通過したチームには、約1ヶ月のブラッシュアップ期間を経て完成した作品を、お台場の日本科学未来館で開催される決勝大会において4日間実演展示していただきます。決勝大会には、予選通過各チームのほか、フランスのLavalVirtual学生コンテストを勝ち抜いた招待チームも参戦し、総合優勝の座を競います。
決勝大会でも、審査委員が展示されている各作品を体験し、審査委員会で総合優勝を始めとする各賞を決定します。また展示会場には、専門家や業界関係者だけでなく、先端科学に大きな興味を持つ一般の来場者も大勢訪れます。一般来場者による人気投票でもっとも多く票を集めたチームには「未来観客賞」が贈られます。したがって、各作品には、学術・芸術・技術的な要素の他に、一般の来場者に対してもアピールできることが求められます。
制作支援
デバイスアートツールキットの貸し出し
IVRCではプレゼンテーション審査を通過したチームのうち、希望するチームへデバイスアートツールキットの貸し出しを行います。
デバイスアートツールキットとは
デバイスアートツールキットとは、作品の制作における試行錯誤を円滑に行うための道具です。 PCとUSB接続された制御基板に入出力デバイスを繋げることでそれらデバイスの制御が行えます。制御基板を連結させることで多くの入力信号、出力信号を取り扱うことが可能です。
特徴
- 多種多様な入出力に対応する連結基板モジュール
- 連結基板の組み替えによる柔軟な入出力デバイスの構成
- 広帯域、高周波数
- 高性能なアクチュエーターやセンサが接続可能
- 実世界とかかわるアクチュエータユニット
- 物理的運動をもたらすアクチュエータをモジュール化
貸し出し方法
希望チームに対してスターターキットの貸し出しを行います。 貸し出し方法等の詳細は後日お知らせいたします。
詳細情報
デバイスアートツールキットについての詳細や、サンプルプログラムのダウンロードは
をご覧ください。または、下記pdfファイルやホームページも併せて参考にして下さい。
表彰
総合優勝
決勝大会で展示した作品の中から最優秀の1作品に対して、与えられます。
IVRCでは、総合優勝作品に対し、米国で行われる世界最高峰のCGとインタラクティブ技術の祭典SIGGRAPHに出展するための資金援助・サポートを行います。
- 副賞30万円(SIGGRAPH2015研修旅費として)※1+SIGGRAPH出展投稿サポート※2
- ※1 副賞30万円 :チーム登録メンバーによるSIGGRAPH 2015への旅行が一切行われない場合には、副賞は無効となります。また、旅費が30万円に満たなかった場合、実際にかかった旅費との差額分は優勝チームのものとなります。
- ※2 SIGGRAPH出展投稿サポート:SIGGRAPHの出展には審査通過が必要です。よって出展を保証するものではありません。
Laval Virtual賞
IVRCでは、2003年度大会から、ヨーロッパで最大のバーチャルリアリティ関連イベントLaval Virtualとの協力を行っています。IVRCのLaval Virtual賞の受賞作品は、Laval Virtual出展作品として招待されます。同様に、Laval Virtualの学生コンテストでIVRC Awardの受賞作品は、IVRC本選に招待されます。
各賞(昨年度実績)
- 総合優勝 GrandPrix
- 副賞:30万円(SIGGRAPH研修旅費として) + SIGGRAPH出展サポート
- 日本VR学会賞
- 副賞:5万円
- 川上記念特別賞
- 副賞:1万円
- 審査員特別賞
- 副賞:1万円
- LavalVirtual賞
- 副賞:LavalVirtual招待+トロフィー
- 明和電機社長賞
- 副賞:明和電機ジャーナル1号2号+オタマトーン+明和電機オリジナルシール+明和電機忘年会参加券
- 未来観客賞
- 副賞:1万円(すべての展示作品より観客の投票により決定)
- 協賛企業賞
- 昨年実績:クリスティ・デジタル・システムズ賞、ソリッドレイ研究所賞、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン賞
SIGGRAPH出展作品一覧(参考)
過去には以下の作品がSIGGRAPHで実演展示を行いました。
- SIGGRAPH2002:
- 「バーチャルチャンバラ(IVRC2000優勝作品)」
- SIGGRAPH2003:
- 「The DiMENSION BOOK(IVRC2002優勝作品)」
- SIGGRAPH2004: IVRC2003出場作品
- 「Dis-tansu」
- SIGGRAPH2005: IVRC2004出場作品
- 「Conspiratio(IVRC2004優勝作品)」
- 「こびと~Virtual Brownies~」
- 「㌧㌧(トントン)」
- SIGGRAPH2006: IVRC2005出場作品
- 「bubble cosmos(IVRC2005優勝作品)」
- 「Splash Fishing」
- 「INVISIBLE~影を追う者~」
- SIGGRAPH2007: IVRC2006出場作品
- 「ビュー・ビュー・View」
- 「CoGAME」
- SIGGRAPH2008: IVRC2007出場作品
- 「虫HOW?(IVRC2007優勝作品)」
- 「風景バーテンダー」
- SIGGRAPH2009: IVRC2008出場作品
- 「YOTARO(IVRC2008優勝作品)」
- 「アソブレラ」
- 「La flèche de l’odeur」
- SIGGRAPH2010: IVRC2009出場作品
- 「ダイラタノシー」
- SIGGRAPH2011:
- 「MommyTummy(IVRC2009優勝作品)」
- SIGGRAPH Asia 2013
- 「たま水(IVRC2012出場作品)」
Laval Virtual出展作品一覧(参考)
過去には、以下の作品がLaval Virtual賞によりLaval Virtualに招待されました。
- Laval Virtual 2004:「フレグラ」「Dis-tansu」
- Laval Virtual 2005:「Conspiratio」
- Laval Virtual 2006:「Splash Fishing」「INVISIBLE ~影を追う者~」
- Laval Virtual 2007:「まじかるSPLASH」
- Laval Virtual 2008:「虫 HOW?」
- Laval Virtual 2009:「YOTARO」
- Laval Virtual 2010:「Column Gear ~ぼくのからだがうごくまで~」
- Laval Virtual 2011:「じょりじょり」
- Laval Virtual 2012:「ペタンコ麺棒」
- Laval Virtual 2013:「この腕とまれ!」
- Laval Virtual 2014:「バーチャルロープスライダー」
参考資料・リンクなど
*準備中*
Q&A
IVRC とは、「国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(International collegiate Virtual Reality Contest)」のことです。1993年より開催されている、世界で最も歴史のあるバーチャルリアリティ技術を中心としたインタラクティブ作品のコンテストです。
詳しくは「IVRCについて」をご覧ください。
一般学生部門の参加は、チームの代表者が小中高等学校、専修学校、短期大学、高専、大学、研究科(大学院)等の所属であれば問題ありません(ac,edドメインと同じ解釈とします)。メンバーに企業所属の社会人等が「任意の個人として」参加している場合は、協力者としての参加を認めます。
2012年度より、高校生・高専生(本科3年以下)を対象にした「ユース部門」も開催していますので、対象となる方はこちらも検討してみて下さい。もちろん、高校生・高専生が一般学生部門に参加しても構いません。
原則として、作品が未発表作品であることを指します。
ただし既存の作品を改良したものや、学会等で発表した基礎技術を応用したものは企画内容に応じて「未発表の作品」として認める事があります。また、卒業制作等で、学内の発表会で展示しただけという作品も、未発表と認める事があります。基準としては、他のコンテスト等での受賞等の経歴が無いこととします。
もちろん『名前を変えただけ』といった改良では『新規性が乏しい作品』として審査される可能性はあります。
学生を中心としたグループによって企画提案された「バーチャルリアリティをはじめとするインタラクティブ技術」を利用した未発表の作品で、展示体験可能な作品であればどのような企画でも構いません。
但し、火や大量の水など通常の展示が困難と思われるもの、安全性を十分に考慮しないもの、公序良俗や社会的に問題のある作品(差別や中傷)等は企画書審査の段階で落選する可能性があります。
大量の水を開放状態で用いるような作品は、書類審査の時点で安全上の問題があると判断される場合があります。
密閉された容器の中で使用する、少量の水であればブース全面に防水シートを張って転倒時であっても会場を濡らさないようにするなどの対策を行なって展示を実現した作品はあります。こうした対策については、企画書にも明記するようにしてください。
ただし、大会を開催する会場の都合でどうしても水が使えないと判明した場合には、書類審査通過やプレゼン審査通過の時点で作品形態の変更をお願いする可能性があります。
会場の実際の配置が許す場合には、展示スペース外にプロジェクタのためのバックヤードなどを提供したいと考えています。
また、例えば展示機材が1.8mx1.8m に収まるのであれば、体験者および来場者の安全が確保されることを前提に「歩行感覚提示デバイス」を制作し、「会場内を歩き回る」といったアプリケーションを設定するといった企画内容もご相談いただければ、展示して頂くことができるかと考えます。
確実にいえるのは、IVRCの理念に興味と関心、そして賛同の意思を持った人々であるということです。彼らの期待を裏切る事は、予選落ちに繋がる事は間違いないでしょう。世界の舞台で活躍するVRの研究者、VR産業界のプロフェッショナル、ゲーム・アミューズメント業界のプロフェッショナル、マスコミ関係…と最高の審査員を予定しています。
付け加えるならば、審査員は「学生の作品」ではなく、発表者をプロフェッショナルとみなして発表者に辛辣な質疑応答をするでしょう。虚勢はともかく、うそやごまかしは最大の減点につながりますので、判らない事があってもパニックに陥らないように。審査員は建設的で教育的な立場で質問をしていることをお忘れなく。
あなたの技術的不安はどのような部分ですか?IVRCはバーチャルリアリティやインタラクティブ技術を利用したコンテストであり、あなたのイマジネーションを体験可能な状態にする「技術」は最低限必要です。しかしながら、審査においては「作品企画の技術的/芸術的新規性」を重視しています。つまり「先進技術的の先端」と「人類に及ぼす芸術的新規性」は等価に扱われます。
まずは企画を提出する前に、いろいろな「挑戦」をしてみてください。技術的な裏打ちをするための調査をする、エンジニアリングに秀でた協力者を探す、企画を実現可能なレベルまで練りこむ…全ての参加チームは、さまざまな挑戦の上に、自分たちのイマジネーションを「体験可能な状態」にしています。