IVRC は、企画の段階から制作の終わりまで半年近くにも及ぶ長い期間、バーチャルリアリティなどの第一線での研究者を中心に構成される優秀な運営スタッフが参加チームメンバーと関わるという、非常に珍しい形態を取っています。

　それは、このコンテストの目的が単に制作費を援助して作品を作ってもらう、ということだけではなく、それを通じて参加チームのメンバーが、VRにかかわる技術者・研究者・芸術家として成長するでもあるからです。

　充実した体制に基づいて優れた作品を輩出しており、今年度も、昨年の「バーチャルチャンバラ」に続いて、米国で行われる世界最高峰のCGとインタラクティブ技術の祭典「SIGGRAPH 2003」で、IVRC による出展支援を受け、2002年度優勝作品 武蔵野美術大学/東京大学 DIMENSIONチーム「THE DIMENSION BOOK」が実演展示を行います。

　また、本大会と近い日程で開催される第８回 日本バーチャルリアリティ学会大会でのコンテスト特別セッションにて、予選参加者の口頭発表及び大会論文集への予稿掲載が認められる予定です。

総合優勝 副賞 50万円(SIGGRAPH 2004 研修旅費として)(※１)
＋ SIGGRAPH 出展投稿サポート(※２)

　応募に当たっては、下記の各ページを必ずよくご確認下さい。

■募集する企画/チームについての規定をご説明致します。

■応募の方法について、ご説明致します。

■実際の参加申込みを行って頂くフォームです。

■チームメンバーを募集して頂ける掲示板です。

■IVRC 2003 の参加者に必要と思われる手順をまとめたものです。

■IVRC の審査について、ご紹介させて頂きます。

　IVRC では、体験して面白い作品が評価されます。また、その作品を形作るために新規性の高いデバイス/コンテンツが用いられていることは、その作品/参加者の今後のためにも有効です。

　面白いアイディアはあるんだけどどうやってＶＲで実現したら良いの？というチームも心配しないでください。コンテスト経験者を中心に構成される学生ボランティアの先輩たちが懇切丁寧にアドバイスをしてくれるはずです。

　まずは新しいアイディアに溢れる企画書を書いて、「インタラクティブ作品」にチャレンジしてみてください。IVRC 2003 が、コンテストのさらなる発展の契機となるよう、すばらしい企画をお待ちしています。

(※１)旅費が50万円に満たなかった場合、実際にかかった旅費との差額分は優勝チームのものとなります。チーム登録メンバーによるSIGGRAPH 2004への旅行が一切行われない場合は副賞は無効となりますのでご注意下さい。

(※２)SIGGRAPHをはじめ、東京ビッグサイトで開催される産業用バーチャルリアリティ展等国内外のVRイベントへの展示をサポートします。ただしSIGGRAPHの出展には審査通過が必要です。よって出展を保証するものではありません。