■IVRC 2001 Authors Interview

A. 手作りVR部門
チーム名:ES98
企画名:「タイムボッカ〜ン」
所属:筑波大学


 合成映像と力覚ツールを使って時限爆弾を解体せよ!時間内に解体できないと体験者の体は大きく吹っ飛ばされます。

 【特別映像  吹っ飛ばされる様子
 (安全ベルトを外しています)  
 注意書きデモムービー
作品自己紹介をどうぞ。

 スリルと緊張からの開放。

ES98って?

 筑波大学のEngineering Systems、工学システム学類という所属学科で、98というのは入学年度です。つまり同じ学年(4年)。

メンバー紹介

 頼れないカシラ:田村 爆破機構とプログラム
 さわやかテニス青年:宮北 マニュピレータ担当
 第五の男:高柳 CG担当
 お笑い担当:峠 撮像系担当
 頼れるネエさん:伊川 爆破機構担当
 No1被験者:岩崎 リンク機構担当

いいだしっぺは?

(田村)すべての始まりは先生(岩田教授)から「このようなコンテストもあるぞ。」と聞いたことから。企画はメンバーがそれぞれ案を持ち寄って、これにしようということになった。ちなみにこの企画は私の発案です。実は他の企画に『幽体離脱』『海中遊泳』というのもあって、かなり危険だった。


作品の随所に見られる気のきいた(危険度大な)装飾。
なぜボッカーン?

(高柳)著作権上…。
(しらい)けっこう世代的には古いような?
(田村)いちおうみんなしってたんですよね。
(しらい)「鈴木爆発」は?
(田村)企画委員のコメントで初めて知って…。
(高柳)ネットで「爆弾」さがしたら「鈴木爆発」ばかりでてきたという…。

「鈴木爆発」…普通の女の子「鈴木さん」があらゆるもの(こたつ、ミカン、携帯電話…)に姿を変えた時限爆弾を次々解体していくゲーム。プレイステーション、2000年エニックス発売。

【関連リンク】 制作者の非公式サイト エニックスのサイト


爆破飛ばし機構。タイヤチューブ数本の張力で引かれたのち、後転する。もちろん安全性について充分考慮されている(はず)。

大変だったところ

(田村)全部大変だった、というのが正直なところ。人を飛ばそうという機構を「どうするか」という段階で毎日深夜まで討論。熱い討論。
(しらい)どんな熱い討論?
(田村)かなり熱い!言葉のやりあい、とか黒板に絵を描いてとか。お互いが自分の頭に描いているものがあって、それがぶつかると延々と討論…。
(しらい)当日の設営では?ベットが内蔵されていて寝やすそうだったけど(笑)
(高柳)それは助かりました。
(田村)来て最初、意外と狭いな、という感想で。機材をどのように置こうか、ということでまず討論が。斜めに置いたりするのもその結果。
(高柳)結果的にいい配置になったと思うけど。
(しらい)当日のトラブルとかは?
(田村)特にモータ制御回路とかトラブル続き。勝手に(爆破機構の)おもりが落ちてしまったり。(安全装置の一環である)鏡が上がったりとか。

発表して学んだこと

(田村)発表2日目に関してはトラブルも無く上々。トラブルとかは「自分の思うようにはいかないもんだな」と。紙に起こしたものが、そのまんまできた。…というのはみんなの頑張り。あと院試があったので、8月に試験が終わってから2ヶ月で作らないとならないのでかなりみんな無理してつくりました。作ってて『これじゃあダメだ!』といって作り直し個所(マニュピレータ、撮像系、CG)があって担当者はかなり苦労したと思います。

もっと時間があれば?

 企画の中では閃光飛ばし、これに加えて爆風があったので、爆風を作りたい。

次回に向けて。

(高柳)いまは考えられません(笑)。
(田村)そうだなあ。いまは考えられない(笑)。

将来の参加者に向けて

(高柳)やっぱり最後はオチが必要かな。
(田村)体験者だけでなく、観客へのアピールは大事かな。


ES98チーム一同。背景の注意書きの山にご注目。

 
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