■IVRC 2001 Authors Interview

A. 手作りVR部門
チーム名:ΩJAM
企画名:「バーチャルさんさく」
所属:電気通信大学


 HMDと磁気センサを身にまとってVR空間を自由に散策できる。靴底に数十個のステッピングモーターで構成された、ピンディスプレイで床面を探り、触感の違いを利用してさまざまなシーンを体験する。

おめがじゃむ?

 「ロボメカ工房」というサークルみたいな団体です。構成メンバーはOBと現役。M1が2人4年が3人。3年がひとり。

メンバー紹介

 リーダー:小川博教(4年)
 看板娘(ソフト班):吉田久美子(M1)
 ソフト班(オーディオ):篠原隆(M1)
 ハード班(会場製作・硬軟ユニット製作・木工):
  牧田ゆうき(4年)
 ハード班(凹凸ユニット):川崎雄一(4年)
 ハード班(凹凸制御回路):桃木ひであき(3年)

いいだしっぺは?

(吉田)小川君ですよね?
(小川)うそつけ!!吉田さんじゃないですか
(吉田)小川君が『やらない?やらない?』と探していたので…。
(しらい)じゃ結局、小川君と言うことで。じゃあ何で足をやろうとおもったの?
(吉田)最初は手をやろうとおもったんだけど、手はあるよね?ということで。
(小川)ちがうよ、手の感覚の密度が細かいので足なら作れるよね、ということで。
(しらい)そうかあじゃあいろいろ調べたということね。…私のファントムスリッパも発見した?
(小川)発見しました。
(吉田)みんなでびっくりしました。
(しらい)これも何かの縁ということで。。。
※しらいは以前、「ファンタスティック・ファントム・スリッパ」という、足裏への振動知覚現象を利用したアミューズメントVR作品をVRSJとSIGGRAPH98で発表したことがある。ファントムセンセーションを使うと片足当たり、最低振動子は2点で済む事になる。

大変だったこと

(小川)やはりハードウェアですね。
(川崎)数の暴力。70ピン作って、実際今使っているのは片方だけで24ピン。
(しらい)誰ですか?その数の暴力を進めてしまった人は???
(川崎)最初は50x2で100ぐらいという話だった。
(小川)ぎちぎちですね。
(吉田)普通みんなそういうこと考えても作ろうと思わないですからね。そんな暴挙に出れたのも、職人がそろいすぎて、あえて困難なことにチャレンジしようとする人が。
(川崎)なぜか修羅の道…。

発表してみて気が付いたこと

(川崎)よく物理的に壊れないなぁと(笑)。思ったよりも丈夫。吉田さんのファーストインパクトはすごかったですよ。
(吉田)足のサイズも合わなくて固定がうまくいかなくて、足をつくときにかなりの衝撃で下ろしてしまって…。
(川崎)かなり弱いものなのでそーっとあるくものとおもっていたのに、ふと目がさめたら吉田さんがズンズンと歩いていて…。
(しらい)強度的には良く出来ていると。
(川崎)キセキですね。壊れていないのが不思議です。本当はアレは試作のつもりで設計していたので。

もっと時間があれば?

 とりあえず両足を動かす。それから靴の固定法。位置センサーの取り方を安定させる。

次回にむけて。

(川崎)数をもうちょっと減らしてくれれば…。
(吉田)えっ同じ物を作るの??君が仕切るのでは?
(小川)来年は?何年生??
(吉田)6人中3人が院試だったんだけど、結果はどうなったんだろう?

その他ひとこと。

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