IVRCメタバース部門 SEED STAGE

IVRCメタバース部門2025では、全16作品の応募がございました。応募して頂いた皆様、ありがとうございます。


作品一覧

かげふみ2
(3K)

かげふみ2は、子供のころあそんだ影踏みに、メタバース・VRならではの要素を組み込み、アレンジした、VRChat専用ゲームワールドです。
本作品は、メタバース・VRにおける影の可能性を拡張したいと考え、開発しました。今日、メタバースにおいて影は、ほとんどの場合、実在感や臨場感を高める「演出的な要素」として用いられています。しかし私たちは、せっかく仮想空間であるのに、すでに現実にあるものをシミュレートするだけでは面白くないと考えました。そこで本作品では、「演出としての影」ではなく、現実ばなれした影の表現をつかった、「あそびとしての影」の可能性を追求しました。
また、メタバースには、他のプレイヤーとのコミュニケーションが欠かせません。そこで本作品では、敵味方関係なくワイワイと、ゲームを遊ぶ全員とボイスチャットができるゲームデザインとしました。あの頃公園であそんだ、影踏みのように、「待てー!よし、影踏んだ!」「あー!踏まれたー!」と、相手とのコミュニケーションを楽しめます。
仮想空間だからこそできる影のあそび、そして、友だちと一緒に公園や道路を走り回っているかのような、「あの頃」のコミュニケーションを、遠く離れた誰かと体験できます。
(今後、プレイ人数を増やし、ゲームバランスの調整を行うことを予定しています。)
【体験の流れ】
1.人数が集まったら「ロールの割り当て」ボタンを押し、ワールド内のプレイヤーに役を割り振る
2.ゲーム開始ボタンを押す
3.ゲームワールドに移動、潜伏タイム開始
・カゲ役: NPCの影になりきって隠れる準備をする
・オニ役: 待機部屋で待つ
4.試合開始
・カゲ役: NPCの影を動かして、オニから隠れる。スキを見計らい、街中のモノを拾ってオニを殴り、攻撃する
・オニ役: カゲ役の攻撃から逃げつつ、街中のNPCの影から偽物の影を見抜き、踏む。
5.試合終了

仕様機器:
VRChatをプレイ可能なWindowsPC SteamVR対応HMD(Quest3の使用を推奨)

チームメンバー:
内山拡杜(豊橋技術科学大学)、和田寿海(豊橋技術科学大学)、馬場光平(豊橋技術科学大学)、小林環太(豊橋技術科学大学)、ひとり軽音部さん

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/world/wrld_8404522a-6fef-4d8d-80a2-1cc7ac6deee7/info

体験方法:
1. 起動方法
ワールドに入るには、URLからVRChatを起動します。ワールドへは指定されたURLを開くことで直接アクセスできます。
2. 役割決め
役割を決めてからゲームを始めます。スポーン地点の近くに「ロールの割り当て」というボタンがあります。これを押すと、ワールドにいる全員に自動で役割が割り当てられます。役割は「カゲ役」と「オニ役」の2種類です。全員に役割が振り分けられたら「ゲーム開始」ボタンを押すとゲームがスタートします。
3. 潜伏タイム
最初に20秒間の潜伏タイムがあります。カゲ役はこの時間にNPCの影になりきって隠れる準備をします。自身が操る影には「コノカゲ」という目印があります。また、カゲ役は自分が操る影から離れて自由に動き回れます。カゲ役のアバターは自動的に透明アバターに切り替わり、オニ役から見えなくなります。
4. 試合
潜伏タイムが終わると試合が始まり、オニ役が解放されます。1試合は3分間です。カゲ役はNPCの影になりきってオニから隠れながら行動し、町中にある物を拾ってオニを殴り、攻撃します。オニ役は多数のNPCの影の中から「カゲ役が操作する影(偽物の影)」を見抜き、踏むことで攻撃します。本物の影はNPCの動きと完全に一致しますが、偽物の影はカゲ役の操作によって不自然な動きを見せることがあります。特にカゲ役がオニを攻撃する瞬間には不自然さが出やすく、それを見極めることが求められます。カゲ役は、オニの体力をゼロにすると倒せます。オニ役は、偽物の影を踏むと倒せますが、間違って本物の影を踏んでしまうと、大ダメージを受けてしまいます。
5. 勝敗
相手陣営のプレイヤーを制限時間内にすべて倒すことができれば勝利です。もし時間内にどちらも相手を倒しきれなかった場合、試合は引き分けとなります。

present for me
(たぬたぬコーポレーション)

「present for me」は、チーム・たぬたぬコーポレーションが開発した、AIを活用したVRプレゼンテーション練習システムです。発表者は自作スライドのPDFをシステムに読み込ませることで、AIが内容を分析し、想定される質問を自動生成。MMDAgent-EX上のアバタを通じてその質問を受け、発表者は口頭で応答します。回答は音声認識を経て再びAIに送られ、正確さや分かりやすさなどの観点からフィードバックが返される仕組みです。

最大の特徴は、これまで練習に最低限必要とされた“相手役”を不要とし、一人でも本格的な質疑応答を伴う練習を可能にした点にあります。さらに、スライド内容だけでなく口頭説明の明快さや表現力まで評価されるため、資料作成が得意でも話すのが苦手な人に特に有効です。

本作品は既存の研究とも異なり、日本語に対応している点や、スライドデータを直接読み込ませられる点で差別化されています。加えて、テキストベースでのやり取りに留まらず、まるで友人に発表を聞いてもらうような自然な体験を提供し、「AIと仲良くなる未来」を思い描ける点も魅力です。

発表を一人で磨き上げたいすべての人に、新しい練習環境を届ける挑戦的なプロジェクトとなっています。

仕様機器:
PC(windows 10),マイク(PCに内臓マイクが無い場合)

チームメンバー:
宮城昭汰(サレジオ工業高等専門学校)
ヴァグレミロ大河(サレジオ工業高等専門学校)

体験する

リンク:
https://presentforme.wiki.fc2.com/

体験方法:
 ①example-mainフォルダを開く

 ②フォルダ内のsetting.vbsを実行→「カタブツ教授」か「女子生徒」のどちらかを選択
  →カタブツ教授は厳しめ評価モード、女子生徒は優しめ評価モードです。
  →.vbsファイルはその性質上、ダウンロード後にアンチウイルスソフトに削除される可能性があります。
   フォルダ内にsetting.vbsが見当たらない場合、同梱のsetting.txtをメモ帳で開き、ファイルの種類にすべてのファイル、名前を付けて保存→文字コードにUTF16(LE)を指定し、setting.vbsにリネームして保存し、使用してください。

 ③本作品でプレゼン練習をするための発表スライド、論文、予稿集などをdocument.pdfという名前にリネームし、example-main内に置く。
  →予め予備のdocument.pdfが同梱されています。手元に読み込ませたい資料がない場合はそちらをそのまま使用してください。

 ④Releaseフォルダ内のMMDAgent-EX.exeを実行

 ⑤example-mainフォルダ内のmain.mdfをMMDAgent-EX.exeにドラッグ&ドロップ

 ⑥マイクにて「スタート」と発音
  →document.pdfを読み込み、内容についての想定質問が生成されます。

 ⑦キャラクターから想定質問を出題される。
  →想定質問は全部で3種類あり、キャラクターから順番に質問されます。

 ⑧マイクにて、想定質問に対して回答する。

 ⑨回答についてキャラクターに評価してもらう
  →⑧でした回答の内容について、キャラクターから評価がもらえます。(3回目の質問の評価ではないなら、⑦に戻る)

 ⑩終了
  →⑦~⑨のやり取りはexample-main内のlog.txtに記録されます。やり取りを見返したいときにご覧ください。

 ※PCの推奨スペック、Pythonや必要なライブラリのダウンロードなどについてはreadme.txtに別途記載しているのでそちらもご覧ください!

自律移動能するAIアバター「ノア」
(AIアバター『ノア』開発計画)

メタバース空間における新たなインタラクションの形を提案するため、対話能力と自律移動能力を兼ね備えたAIアバター「ノア」を開発した。近年、VRChatをはじめとするソーシャルVR空間では、キャラクター性を持つAIとの対話体験が普及しつつある。しかし既存のAIアバターはその場に留まる静的存在が多く、ユーザーからの呼びかけに応じて動的に行動する仕組みは乏しい。この課題を解決するため、ユーザーの発話方向を調べ、自律的に移動して対話を開始する仕組みを実装した。

システムはPythonで構築され、音声認識(Faster Whisper)、対話生成(ChatGPT API)、音声合成(VOICEVOX)、そしてVRChatへのOSC通信を組み合わせることで機能する。特に自律移動では、仮想オーディオデバイス経由で取得した音声の左右チャンネル差から方向を推定し、回転・移動を制御してユーザーに接近する。自己位置や他ユーザーの位置を認識する仕組みも導入した。

本作品は、ユーザーが呼びかけるとアバターが振り向き、接近し、自然な対話を行う事が出来る他、モーション機能も備えている。

体験する際は、AIアバターが居る事を確認し、まず声を出してほしい。すると、AIアバターがその方向に居るユーザーの方を向くため、自分の方を向くまで呼びかけてほしい。自分の方を向いた際は「ノア」と数回呼びかけると接近し、会話をすることが出来る。会話を終了する際は「さようなら」と言うとAIアバターは元の位置へ戻り、再度待機する。

今後は、対話内容に応じた身振り・表情の生成、処理高速化、話者識別の実装、GUIによる簡便な導入支援を行い、最終的には誰もが容易に利用できるAIアバターパッケージとして展開することを目指す。本作品は、AIが「その場にいる存在」としてユーザーと自然に交流する未来に向けた基盤的な試みである。

仕様機器:
PC(VRChatがプレイできる物、追加でVR機器利用可能)

チームメンバー:
冷風ユウ (小山田 悠人)(代表者)

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リンク:
https://vrch.at/se4v4f6b

体験方法:
ユーザーはログインし、AIアバターがいるワールドへ移動した後、横にある大部屋に移動し、発音を行う。するとAIアバターはその音のした方向に一番近いユーザーの方を向くため、自分の方を向くまで数回発音を行う。自分の方を向いた後、「ノア」と数回声をかけることでAIアバターはユーザーへ接近し、会話を開始する。会話を終了する際は「さようなら」と言うことでAIアバターは元の位置へ戻り、再度待機を始める。

作法を学ぼう ゾンビ・エチケット・バスターズ
(VRマナー制作部)

「作法を学ぼう ゾンビ・エチケット・バスターズ」は、楽しみながら神社参拝のマナーを学べるVRゲームです。本作は、教育的な学びの要素と、コミカルで遊びごたえのあるゲーム性を融合させることで、プレイヤーに新しい体験を提供します。

ゲームの構成はチュートリアルモードとゲームモードの二つに分かれています。
まずチュートリアルモードでは、時間制限が一切なく、プレイヤーは自分のペースで境内を散策できます。
鳥居や手水舎、本殿などを巡りながら、参拝の基本的な作法を実際の行動を通じて学ぶことができます。例えば、「鳥居をくぐる前には一礼をする」「手水舎では柄杓を使い、左手・右手・口を清める」「本殿では二拝二拍手一拝で祈る」といった、日本の伝統的な所作を、自然に身につけられます。形式に縛られることなく、プレイヤー自身が興味を持った場所から学びを深められるため、自然と知識が身についていきます。

次に挑戦するゲームモードでは、学んだ知識を実際に使い、確認する場が用意されています。制限時間内に質問に答えたり、不適切な行動を取るゾンビ参拝者を懲らしめたりして、得点を競います。頭上に「?」を掲げる質問者に正しく答えればスコアを獲得できますが、答えを間違えたり、無関係な参拝客を攻撃したりすると減点となります。プレイヤーは瞬時に判断し、正しい行動を選び取ることが求められます。この仕組みにより、チュートリアルで学んだ作法が確実に定着し、実生活にも応用できる知識として身についていきます。

エンターテインメントと学習を組み合わせて本作は、ゲームとして楽しめるだけでなく、文化体験としても価値のある内容となっています。神社参拝のマナーは一見堅苦しく感じられることもありますが、本作ではそれを分かりやすく、親しみやすい形で体験できることを目指しました。

仕様機器:
PC(Windows11) Quest2 Quest3 Quest3s

チームメンバー:
いち(中京大学)

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リンク:
https://ichi-xr.itch.io/zombie-etiquette-busters-vr

体験方法:
本ゲームを遊ぶ方法は二つあります。
まだ、メタバース関連の仕組みに慣れていない人はVRChatで体験することをお勧めします

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itchi.ioでダウンロードする場合
以下のサイトからダウンロードし、meta questかpcで起動してください。
url:https://ichi-xr.itch.io/zombie-etiquette-busters-vr

ボタン操作が基本になります。
トリガーボタンで操作できます。
途中、物を持つことができるオブジェクトがあります。その場合は、コントローラーのグリップボタンを押してください。
ゲームモードの武器の生成もグリップボタンです。
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VRChatで遊ぶ場合
以下のURLからワールドへ向かってください
url:https://vrchat.com/home/world/wrld_8f9dce99-bd1f-431f-b1cd-92a9c0a9d6aa/info

スタート地点では、チュートリアルモードとゲームモードのポータブルがあります。
まずは、チュートリアルモードを体験してください。
十分学んだあと、ゲームモードに挑戦してください。

*注意:VRChatで遊ぶ場合、meta quest単体だと重くてまともに動きません。PCでVRChatへログインしてください。

3Dカメラ
(team411)

バーチャル世界を一人で攻略する、未来の「3Dカメラ」システムを開発しました。これは、あなたのメタバースでの動きをそのまま記録する、革新的な「3Dカメラ」です。「もう一人の自分と謎を攻略していく」–そんなSFのような体験を、あなたに提供します。録画したデータは、あなたの分身アバターとしてVR空間に再現されます。例えば、「二つのボタンを同時に乗らなければ開かない扉」もカメラを使うことで1人で開くことができます。もう一人の自分と協力し、共に困難を乗り越えるという、これまでにない感動と達成感をもたらします。このシステムは、VRプラットフォーム「VRChat」を舞台に開発しました。VRChatの提供するAPIを活用し、ユーザーのアバターのボーン(骨格)情報をフレーム単位で高精度に取得・保存する機能を実装しています。保存はリングバッファを用いて保存し、コードで秒数を指定できるようにしています。現在はワールドの重さとギミックの関係で30sに設定しています。将来的には、録画したデータをゲーム内での再生だけでなく、Unityなどの3D制作環境でアニメーションデータ(Animator形式)として活用できるようにすることも視野に入れています。これにより、単なるゲームプレイの記録を超え、クリエイターの作品制作や、教育・シミュレーション分野への応用も期待できます。本ワールドではカメラを利用することで3つのギミックを進んでいくことができるようにしました。このデモワールドは、すでにVRChat上で体験可能です。今後は、VRChatからunityのanimator形式への変更やさらなるユーザーインターフェスの改善を考えています。

仕様機器:
VRCで使用できるHMDかPC 動作確認ができているものはPC(Windows11)とMetaQuest3

チームメンバー:
ぬか喜びの庭(team411, 電気通信大学)
とら(team411,電気通信大学)
ラジオマスター(team411,電気通信大学)
elmo2358(team411,電気通信大学)
sayu_0105(team411,電気通信大学)

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_ce2367d1-048c-46f2-884d-075be7b82c44

体験方法:
カメラの録画ボタンで動きを録画、再生ボタンで動きが再生されます。
カメラで再生するアバターはものや壁を貫通します。

ダーツ人間ダーツ
(ダーツ人間生産協会)

本作品「ダーツ人間ダーツ」は、VR空間でユニークなダーツ体験を提供するゲームです。従来のダーツとは一線を画し、プレイヤーは自分の分身である「ダーツ人間」をカスタマイズして投げ、高得点を目指します。投げる側と投げられる側両方の視点を体験することができます.
-ゲームの流れ-
1.ダーツ人間のカスタマイズ
ゲームは、プレイヤーの分身となるダーツ人間をカスタマイズする「はじまりの広場」から開始します.
パーツ選択: ダーツ人間は「HEAD(頭)」「BODY(胴体)」「LEG(足)」の3つのパーツで構成されており、棚に陳列されているパーツの中から好きなものを選択できます。
重さの設定: 各パーツには重さがあり、light(赤)、middle(緑)、heavy(青)の3種類に色分けされています。
飛行特性の変化: どのパーツを選ぶかによってダーツ人間の総重量が変わり、それが飛び方に影響します。作成中のダーツ人間は、広場内にある「Dressing Room」でいつでも確認することができます。
カスタマイズが完了したら、Aボタンを押して次の「投擲場」へ移動します。
2.的への投擲
投擲場には5つの的があり、プレイヤーは好きな的を選んで投擲します。
投擲方法: 右コントローラの人差し指トリガーでダーツ人間を掴み、リリースの瞬間にトリガーを離してダーツ人間を投げます。
視点切り替え: ダーツ人間を投げた瞬間、視点が投げられたダーツ人間へとシームレスに切り替わります。プレイヤーは的へ向かって飛んでいくスリリングな体験をスローモーションで味わうことができます。
スコア獲得: 的に命中した場所に応じて点数を獲得します。的の中心に近いほど高得点を獲得できます.
これを3回繰り返します.プレイ中は、誤ってコントローラーを投げないよう、付属のストラップを装着することを推奨します。
3.合計点数の表示
3回の投擲が終わったのち,右スティックを垂直に押し込むことで,結果表示画面に移動します.合計点数の表示をもって,ゲームは終了となります。

仕様機器:
Quest 3

チームメンバー:
今村(熊本大学工学部公認サークルKuMA)
小野(熊本大学工学部公認サークルKuMA)
相浦(熊本大学工学部公認サークルKuMA)
酒井(熊本大学工学部公認サークルKuMA)
松本(熊本大学工学部公認サークルKuMA)
中園(熊本大学工学部公認サークルKuMA)
佐田(熊本大学工学部公認サークルKuMA)
平川(熊本大学工学部公認サークルKuMA)
藤田(熊本大学工学部公認サークルKuMA)

体験する

リンク:
https://drive.google.com/drive/folders/15oCrVhPw8tLL8PD9ypZgEBvnQpfGcUsE?usp=drive_link

体験方法:
<遊び方説明>
(最初の広場編)
– 最初の広場では,ダーツ人間のパーツを選びます.
– 左スティックで広場内を移動でき,棚に陳列してあるパーツを眺めたり,ダーツ人間たちを観察することができます.
– 右コントローラのAボタンを押すと,メニューを呼び出します.
– ダーツ人間のパーツはHEAD(頭),BODY(胴体),LEG(足)の三つ.それぞれ重さに応じて light(赤)middle(緑)heavy(青)のように色分けされています.
– 右スティックを傾けることで,パーツを選択することができます.
– どのパーツを選ぶかによって重さが変化し,ダーツ人間の飛び方も変わってきます.
– 作成中のダーツ人間の様子は,棚の横にあるDressingRoomで確認できます.
– パーツを選び終わったら,もう一度Aボタンを押すことで投擲場に移動できます.

(投擲場編)
– 投擲場には五つの的があり,左スティックの左右入力で移動できます.
– 投げたい的を決めたら,ダーツ人間を右コントローラの人差し指トリガーで掴み,
コントローラを振りかぶって,リリースの瞬間にトリガーを離します.
– リリースされた瞬間にダーツ人間の視点に切り替わり,的に向かって飛んでいく様子をスローモーションで体験することができます.
– 一投が終わったら,右スティックを垂直に押し込むことでリセットされます.
– これを三回繰り返し,三回目のリセットで合計点数の画面が表示されます.
– また,誤って右コントローラを放り投げないよう,付属のストラップをつける必要があります.

Throw Gravity
(team 投げろ)

「Throw Gravity — Bottle Flip: Earth × Moon」は、地球と月という異なる重力環境における“ボトルフリップ”を体験できるシミュレーションアプリであり、ユーザーは画面をドラッグしてペットボトルを投げ、その強さや方向、さらに回転をコントロールしながら、地球の重力(約9.81m/s²)と月の重力の違いが飛行や回転の挙動にどのような影響を及ぼすかを直感的に理解することができ、重力の切り替え(Gキー)、リセット(Rキー)、一時停止(Pキー)、軌跡クリアなどの補助機能を活用することで、飛行軌道の比較や動作の観察を繰り返し行え、視覚的に重力や慣性、回転といった物理の基本概念を学べる工夫が盛り込まれており、単なる遊びとしての楽しさを持ちながらも教育的な要素が強く、なぜ月面ではボトルがゆっくり落ちるのか、どのように回転が着地の安定性に影響するのかを試行錯誤しながら理解できるため、科学好きの学習補助としても、直感的に物理を体験したい人の娯楽としても価値のあるアプリとなっています。

仕様機器:
PC(Windows11)インターネット環境

チームメンバー:
Wagrez Milo Taiga Kei Takahara Sei Kitamura

体験する

リンク:
https://mikun0202.github.io/Throw_gravity_IVRC/

体験方法:
ボトルをドラッグ アンド ドロップする!

MetaEyes
(UT-virtual)

 メタバースの魅力の一つとして、個人が新たな世界を生み出すことができるというものがあります。しかし、実際には多くのプレイヤーが受動的にその世界を体験するだけにとどまっています。本作は普段何気なく体験している世界を製作者側の視点から覗き見ることで、ワールド制作への関心を高め、さらに自ら世界を生み出す楽しさを知ってもらうことをテーマとしています。 
 プレイヤーは「Modeler」「Programmer」「Sound Designer」の3つの役職に分かれ、それぞれの視点を体験すします。 ただ一人で作業する従来の開発体験を模倣するのではなく、異なる専門性を持つ仲間と協力しながら一つの世界を完成させていくことを重視しています。自分の視点だけでは世界の一面しか捉えることができず、仲間との対話や共同作業を通じて初めて世界の全体像が見えてくるという過程の中で、創作活動における個人の認識の限界を超え、複数の視点が統合された時に生まれるMetaに気づくことができる。
 本作が伝えたいのは、仲間と一緒に世界を創り出す喜びです。普段何気なく体験している世界の仕組みを覗き込み、仲間と手を取り合って再構築する過程を通じて、自分自身もまた世界を生み出す側になれることを実感してほしいと思っています。

仕様機器:
PCVRまたはPC(VRChatをプレイ可能な環境)

チームメンバー:
Rumi/鶴海和哉(法政大学)
栗田千登星(高知工科大学)
Linné/朴進燮(千葉大学)
ちひ/横見賢一(京都芸術大学)
Soisina(横浜国立大学)

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リンク:
https://vrchat.com/home/world/wrld_46e71b2a-a9b2-4a90-990a-700326e05772/info

体験方法:
 この作品はVRChatで限定公開をしています。VRChatにログインした状態で、作品URLからインスタンスを作り、Invite Meを押すと、招待が届きワールドに入ることができます。
 ワールドに入ると、「Modeler」「Programmer」「Sound Designer」の3つの役職から1つを選択できます。3人全員が別々の役職を選び、ボタンを押すとポータルが現れるので、そのポータルに入ってください。ポータルに入ると1つ目の空間に移動します。その空間には異変が3か所あるので、異変を探し修正してください。すべての修正が終わるとポータルが出現するので、そのポータルに入ってください。ポータルに入ると2つ目の空間に移動します。SEED Stageでは、2つ目の空間に入った時点で体験終了となります。

*注意点
・必ず3人でプレイしてください。
・Sound Designerはワールド音量を50以上にしてください。
・審査時間内に修正が完了しそうにない場合は、デバッグ用のボタンを押してください。一回押すごとに進行度が33%ずつ上がるようになっています。

フォトバース
(KuMA VR写真部)

本作品「フォトバース」では写真撮影と探索を繰り返しながら新しい景色を発見し続ける体験を提供します。プレイヤーが移動することで新たな景色を見つけられる点は一般的な探索型ゲームと同じですが、本作品ではあらかじめ用意されたVR空間内を探索するのではなく、写真を撮影するたびに新たな空間が生成されるため、プレイヤーごとに体験の内容は異なります。また、新たに生成される空間は撮影した写真に基づいて決められるため、プレイヤーは何を撮影するかによって生成の結果を変化させることができ、自ら体験を作るような感覚を得られます。本作品にはあらかじめ決められたゴールが無く、様々な場所をゆっくりと見て回ったり、より良い写真を撮るために次々と移動したりと、楽しみ方をプレイヤーが自身で決めることができます。また、写真を撮影した後もプレイヤーの移動によってさらに空間が広がり、どこまで歩いても新たな景色を見ることができるため、プレイヤーの好きな空間があれば心行くまで楽しむことができます。操作:移動(左手サムスティック)、回転(右手サムスティック)、ズーム(Aボタン)、撮影(RTボタン)、強制的に街へ移動(Bボタン)、強制的に森へ移動(Yボタン)

仕様機器:
PC(windows11), Quest2, Quest3

チームメンバー:
鬼塚才知(熊本大学)
立花太一(熊本大学)
秋永智輝(熊本大学)
永渕智章(熊本大学)
稲田健真(熊本大学)
高野真櫻(熊本大学)
馬場琉成(熊本大学)
野口大樹(熊本大学)

体験する

リンク:
https://drive.google.com/file/d/1mcPtYNYsAbfgwkTY6eKr6Sq6SSjxsRQ8/view?usp=drive_link

体験方法:
1.作品URLから”Photoverse.zip”ファイルをPCへダウンロードし、解凍してください。
2.ヘッドセットを起動し、ケーブルを用いてPCと接続してください。
3.ヘッドセット内のリンク機能をオンにしてPCとのリンクを実行してください。
4.PCから”Photoverse”フォルダを開いて”Photoverse.exe”を実行してください。
5.ゲーム内の説明を読んで操作方法を確認してください。
6.写真を撮影して衝突すると街に移動します。その後は自由に行動していただけます。
7.もし写真を撮影せずに街へ移動したい場合は右手コントローラのBボタンを、森へ移動したい場合は左手コントローラのYボタンを押してください。

三位一体 : プラットフォームを超えて
(七味唐辛子)

本作品『三位一体 : プラットフォームを超えて』は、異なるプラットフォームでのプレイヤーが協力して謎を解き明かしていくVRChatの脱出ゲームワールドである。
VRChatではプレイヤーに応じてVRモードやデスクトップモードなどのプラットフォームで遊ぶことができる。これによってメタバースに参加する敷居が下がっている一方で、各プラットフォームの制約によって体験に違いが生じてしまうことがある。本作品ではこれを逆手にとって、協力して謎を解くための鍵となっている。プレイヤーはPCVR、Quest単機、デスクトップの3つのプラットフォームに分かれて、それぞれの特性を活かして謎を解き明かし脱出を目指していく。
ワールド内で各プレイヤーが可能なことや突破できる仕掛けは、プラットフォームに応じて異なっており、例えば「観音開きの扉を開ける」仕掛けがあった場合、PCVRプレイヤーは扉が重厚な見た目をしており重くて開けられず、PCデスクトッププレイヤーは両手を使えないため開くことはできない。Quest単機プレイヤーからは扉がローポリな見た目をしているため開けることができる。参加するプレイヤーが実際に使用しているプラットフォームによって、世界の見え方や取れる行動、解ける仕掛けは異なっており、脱出するためにはお互いにコミュニケーションをとることが要求される。

仕様機器:
PC (Windows向けVRChatが動作するもの), HMD (スタンドアロンHMD向けVRChatが動作するもの)

チームメンバー:
羽根木鳩, ろぼいん, oka§i, mon, しらす

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_baf713ac-8fe9-49b2-9c44-1f521144e67b

体験方法:
1. 体験者は3人固定で、VRChatに3つのプラットフォーム(PCVR, HMD単機, デスクトップ)から1人ずつ参加してください。
2. インスタンスを立てて全員がワールドにJoinすることで体験できます。ゲーム開始のための準備は必要ないので、好きなタイミングで始めてください。

It’s a Small Japan
(チームスモジャパ)

「It’s a Small Japan」は日本の魅力的な景観を凝縮した、小さな日本を旅する観賞型アトラクションです。プレイヤーはボートに乗って、アトラクション内を巡っていき、移ろいゆく四季を感じながら、美しい日本とそこに住まう人々の様子を見ることができます。どうやらその中には人ならざるものも存在するとか。
 このアトラクションが目指す目標は、ユーザーの方々に日本についてより深く興味を持ってもらうことにあります。写真や映像などの二次元的な空間で捉えるのではなく、VRを利用した三次元的な体験をすることでよりリアルに、より自由に日本の魅力を発信できると考え、制作しました。
 この作品では日本の魅力の発信以外にもう一つ大きなテーマがあります。それは日本文化の新しさと古さの調和です。日本には、古くから守り続けられてきた景色が今も多く存在しています。しかし、その受け止め方や感じ方は時代と共に変化しており、新しい形へと変化するものも増えてきています。人よってはそれを否定的に捉えるかもしれませんが、私たちはそのようには思いません。古いものを守り、新しさを取り入れ、発信していく。この古いものと新しいものの調和こそが今の日本を作り、未来の日本へと繋がっていくのだと感じています。

仕様機器:
PC、Quest 3s

チームメンバー:
(全員 青山学院大学)
K.H
K.M
K.W
S.A
N.M
M.K
Y.K
Micky
Nako
Saku
Melan
キム
カミヤンマ

体験する

リンク:
https://cluster.mu/w/89d6ec24-5701-4e06-bda9-66b98fd9fb61

体験方法:
●Clusterワールド体験の手順

1. アプリをダウンロード
スマホの場合 → App Store / Google Play から「Cluster」をインストール
PCの場合 → 公式サイトからWindows / Mac用アプリをダウンロード
VR機器の場合(Meta Quest) → Meta Questのストアで「Cluster」アプリをインストール
VR機器の場合(PC接続型)→PC版のClusterとSteamVRをそれぞれインストール

2. アカウント作成
・アプリを起動後「新しくはじめる」や「新規登録」といったボタンを選択
・SNSアカウント連携、もしくはメールアドレスの登録でアカウントを作成
・アカウント作成時に表示名とユーザーIDを登録
(ともに後から変更可能)

3. チュートリアルをクリアする
・アバター選択画面で好きなアバターを選択(後から変更可能)
・チュートリアルに従って操作方法を知る


●ワールドの体験方法

1.Clusterのワールド検索で「It‘s a Small Japan」と入力

2.「遊びに行く」を押し、ワールドに入場

3. 入ってすぐ見える船に近づいてカーソルを合わせると、船にオレンジの枠が表示されるので、押すボタン(右クリック)を押して座る

4. 右にある白い球(ボタン)を押すとアトラクションスタート!

ダウジング切り
(ねむ美)

本作品は,ヘッドマウントディスプレイのコントローラーの振動をうまくコントロールすれば,錯覚によって両手の間にないはずの1点を感じることができるのでは?という好奇心から始まりました.結論から言います,当初の目論見は失敗しました.敗因はわかりやすく,参考にさせていただいたTawaら[1]の研究(数式)とは全く違う環境であること,論文をざっくり読んで実装していることなどがあげられます.では何が出来上がったのでしょうか?それは,右から左,左から右への振動の遷移がとても滑らかなシステムになりました.結果として,正面にあれば両手のコントローラーが振動するし,片手の正面にある時は片手だけ強く振動するようになりました.
そこで思いました.案外このままでも行けそうだと.そうして,出来上がったのが「ダウジング切り」です.このゲームは一人で遊びます.ユーザーはVRChatのワールドに入ると,道場に召喚されます.道場には謎の丸太とエクスカリバー(枝)が鎮座しています.召喚されたユーザーは,30秒の制限時間内に丸太を切って切って切りまくる.以上です.とてもシンプルなゲームです. 丸太は途中から不可視になるから,目視できなくなります.エクスカリバーを持った状態でUseをすると両手が震えてダウジングすることができます.すこし,腕を前に出した状態でかつちょうどいいぐらいの腕の広さにすると感じやすいです.面白みにかけるって? 私もそう思います.でも,意外と面白いところもあって案外やってみると,どこにあるかわからなくて難しい.難しいから,2〜3回やってしまう.量の間の広さを調整してみる.うまくいく,うまいかない.そして,飽きる.そんなゲームに仕上がりました.今後は,マルチモードの実装や,Tawaら[1]の論文をしっかり読んだ上でダウジング部分を実装し直そうと考えています.

[1] Tawa, Syunsuke, Hikaru Nagano, Yuichi Tazaki, and Yasuyoshi Yokokohji. 2020. “Extended Phantom Sensation: Vibrotactile-Based Movement Sensation in the Area Outside the Inter-Stimulus.” Advanced Robotics 35 (5): 268–80. doi:10.1080/01691864.2020.1854114.

仕様機器:
Quest3, PC(Windows11, VRChat)

チームメンバー:
あいしゅ

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_6fffd6b2-e2ce-4f6e-8089-06f4ad725872

体験方法:
1. ブラウザの一番上の窓でURLを検索.
2. Launch World → inviteと選択する
3.ワールドに入ると正面に2つの説明文があるので,内容を確認する.
4.注意事項などを確認の上(それなりの音が出る場面がある),畳の上に進む.
5.操作を確認する.剣を持って,丸太を切るとランダムな位置に移動することが見える状態で確認できる.また,ダウジング機能についてもここで確認する.
6.操作が確認できたら,ゲームを開始する.一番奥のStart Buttonを押すとゲームモードに入る.
7.中央の丸太を切ると,カウントがスタートする.
8.30秒の制限時間内に,できるだけたくさん切る
9.ゲームが終了すると,アラームがなる.
10.パネル横に浮いている文字列が記録を示す.記録・スコアを確認してゲームは終了.

Action!Wolf
(おでん)

「Action!Wolf」は、体験者の身体動作のみを使用する対戦型VRアクションゲームです。このゲームのコンセプトは、「伝わりすぎて困る」というものです。現実のボードゲームなどで見られるような、身体による意識的・無意識的な意思表示が生む心理戦を、VR空間で再現することを目指しました。技術的な制約から、目線や表情といった要素の導入には至りませんでしたが、身体動作のみで意思を伝える難しさと、そこから生まれる解釈のズレを楽しんでいただければと思います。
昨年度の反省を生かし、今年度はコミュニケーションを誘発するような体験設計を盛り込んでいます。コンセプトはそのままに、プレイヤーがゲームの核を体感できるよう、プレイヤー間で意思伝達が必要不可欠になるような設計を加えました。例えば、2個同時に鐘を鳴らす協同作業のギミックや、鍋の火をおこすギミックはプレイヤー間の協力が不可欠です。次に、ゲーム構造を個人戦からいたずらっ子と妖精陣営に分かれたチーム戦へ変更し、双方の陣営に一定の条件を達成すると即敗北するルールを追加することでプレイヤー全員がアクティブに動けるよう設計しました。いたずらっ子は十分にいたずら心を発揮できるよう、潜伏する選択をすると敗北するよう設計し、また多くのいたずらを使っても「スイッチ」のいたずらで他のキャラクターと一時的に身体を交換することで他プレイヤーへ濡れ衣を着せ、いたずらっ子であることがバレにくくなっています。これにより、いたずらっ子の積極的な妨害を誘発させ、ゲーム全体をよりカオスでほかのプレイヤーを意識させるものへと変化させています。
本作は、現実でも起こる意思疎通の「誤解」や「齟齬」をVR特有の「編集可能なアバター」を通じて感じてもらえるノンバーバルな体験です。本作を通じて、ぜひ身体を活かしたコミュニケーションの奥深さを感じていただければと思います。

仕様機器:
PC(Windows) もしくは Quest2/3/3S

チームメンバー:
ori, Kaiba

体験する

リンク:
https://drive.google.com/drive/u/1/folders/1Tl_IWrLMN4x1eO5aBTA2jPMlg86b3mwj

体験方法:
詳細はGoogleDrive内のReadMeをご覧ください。

Dimensions Gate
(N.U.メタバースの可能性を創造しよう!)

本チャレンジではVRChat上で4次元超立方体を展開した空間を彷徨うことができる探索型学習ゲームを制作した。

本チャレンジを通して,メタバースにおける4次元空間的なコンテンツの表現と体験のしやすさを提案したい。



1990年時代、科学技術の進歩により”2次元のモニター”、”高度な計算機能を持ったパーソナルコンピューター”、”インターネット”が普及した。
これにより、一般人でも容易に3Dのコンピューターグラフィックスを制作、共有、閲覧を行うことができた。
2次元のモニターでも横幅X,高さY,時間Tを使えば、疑似的に3次元の物体を想像することができた。

そして2020年代、さらなる科学技術の進歩により、”VRゴーグル”、”インタラクティブな3Dコンテンツを自由にアップロードのできるVR対応のメタバースプラットフォーム”が普及した。
これにより、既存のモニターでは難しかった3次元的コンテンツをVRゴーグルの活用により一度に感じ取ることができ、さらに時間Tを使うことで、疑似的に4次元の物体を想像することが可能となった。メタバースはそのような4次元を容易に想像することができるコンテンツの制作、共有、閲覧を行うことができるプラットフォームであることを本ゲームを通じて提案したい。

仕様機器:
VRChatをプレイ可能なPC、VRHMD(Quest・Pico 推奨、その他デバイスは動作未確認)

チームメンバー:
iwa[イワ](日本大学)
yurarara(日本大学)
しゃま(日本大学)
水甜瓜(日本大学)
ИeЯ0(日本大学)
ぽてぃ(日本大学)
ALMA(日本大学)

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/world/wrld_d84a41e8-fd6a-4167-bc90-637af6fc3c41/info

体験方法:
ワールドに入ると、まず「エラーが発生している場所」に向かいます。そこには、エラーを解消するための道具が用意されており、銃でエラーを破壊したり、タブレットで現在地や残りの頂点を確認したり、ヘッドマウントシステムで探索を補助することができます。

準備を終え、VR仮想世界内でサーバを起動すると、4次元超立方体を展開した世界に入ることができます。この世界には、エラーの原因となっている16個の四次元立方体の頂点が散らばっています。頂点は部屋に入っただけでは見えない場所にあることもあるため、その場合は4次元立方体の中を歩き、重力の向きを変更して探索します。また、タブレットやヘッドマウントシステムを使うことで、現在地や残りの破壊すべき頂点の数を確認することができます。

すべての頂点を破壊することで、エラーは解消され、ゲームはクリアとなります。

眠るたび
(たたみのミサイル、たたミサイル)

あなただけの秘密基地「たたミサイル号」へようこそ。
この家は、燃料である写真を集めることで島から島へと旅をする不思議な家。プレイヤーは、家を管理するAIと共に、広大な空に浮かぶ島々を巡る冒険へと出発します。

「たたミサイル号」の最大の魅力は、安心できるはずの日常空間が、あなた自身の行動によって少しずつ変化していく「日常への異変侵食体験」にあります。

多くのユーザーが慣れ親しんだ、友人とのんびり過ごすための「チルワールド」。本作は、そんな安心感を基盤としながらも、その前提をあえて裏切る予測不能な出来事をあなたの行動によって創出します。

家を動かす燃料となるのは、島の各所で撮った写真。離れた場所で写真を撮るほど、より効率の良い燃料として使えます。仲間と協力して島を探索し、たくさんの写真を炉にくべてみましょう。家が動き出すたびに、新たな島へと到着し、AIとのストーリーが進んでいきます。

そして、家に備え付けられたベッドで眠りにつくと、次の日にはまた別の島へ。朝目覚めると、外の風景ががらりと変わっていることでしょう。

毎日変わる環境は、安心感の中にも新鮮な驚きを生み出し、非日常の要素が日常へと静かに侵食していきます。この作品は、VRChatというプラットフォームにおいて、「チルワールド」が単なる休憩所ではなく、日を跨いで物語を提示できるメディアであることを示します。

私たちはこの「たたミサイル号」を通じて、訪れるたびに新しい発見があり、楽しくて気持ちよく眠れて、次の日がちょっぴり楽しみになるような、物語性のあるチルワールドの普及を目指します。

さあ、あなたの日常に、不思議な冒険の旅を始めませんか?

仕様機器:
PC(Windows) または PC(Windows) + VR

チームメンバー:
ねこざめ(明治大学)
赤モンド(明治大学)
たんしー(明治大学)
けもシューマイ(明治大学)

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/world/wrld_5d8305dc-6553-48f5-874e-8c55186e3468/info

体験方法:
1. VRChatを起動する
PCでVRChatを立ち上げ、ログインします。VRヘッドセットを使用している場合は、ヘッドセットを装着してVRChatを起動してください。

2. ワールド情報のサイトを開く
作品URLからワールド情報をブラウザで開きます。

3. ワールドを立ち上げる
「Launch」ボタンをクリックし、「Create and Invite Me」をクリックします。

4. VRChatからワールドに移動する
VRChatに通知が届くので、メニューの通知欄から招待を承諾してください。
自動でワールドが移動します。

5. 体験を開始する
ワールドに入ると体験開始です。自由に探索しましょう。

子育て奮闘記~10ヶ月目の思い出~
(育メンズ)

メタバースでは、自身の肉体の制限から解放されることで恣意的な情報のみでの交流が可能になることは周知の事実だが、その恣意的な情報によって行われるコミュニケーションではどういったことが可能になるだろうか。例えば、赤ちゃんになることが可能である。
 このVRChatワールドは、子育てを通し情報交換することでつながりを作り、子育てを行う親や赤子への理解を深めるワールドである。プレイヤーは親陣営と赤ちゃん陣営に分かれ、与えられた「ミッション」を親同士や赤ちゃん同士、親と赤ちゃんで協力しこなすことでそれを実現する。親は家事や赤ちゃんの世話、赤ちゃんにはおもちゃで遊ぶ等がミッションとして課され、達成することでスコアを獲得できる。中には親と赤子が協力の際にコミュニケーションを要するミッションも存在する。ワールドに入ると、前にあるオブジェクトからエントリーをし、ゲームスタートを押す。ゲームが始まると陣営分けと赤ちゃん用の身長変更がなされる。時間経過や条件によって課されたミッションを達成して得た、親と赤子のスコアを乗算したものが最終的なスコアになる。
私達の肉体は成長によって不可逆的な大人になってしまうが、そのせいで現代では子供特有の視点や、中でも赤ちゃんの視点を軽視してしまいがちである。さらに子育てという期間の中でも赤ちゃんの時期というのはとても短く、一時的なものであるからしてこれもまた軽視されてしまう。しかし、このようにワールド体験を通じて、以上の軽視されがちな立場の意識的な獲得ができ、より立場にとらわれない思考が可能になる。それにより、育ててきた親への感謝やノスタルジーに浸る体験、将来像を見出すきっかけ、子供にとってどのようなことが好ましいか事前に考えやすくなるのに加え、他人と協力して物事を達成する快感を楽しむことができ、特有の交流を通し出会いや交友を深める機会にもなりうる。

仕様機器:
PCVR(Windouw11 + Quest3)

チームメンバー:
Athi_t5k9
ユルリ
たこらぼ
すぱ
ベル
新人スタッフ
とも
こばれん
えび天けんし

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/world/wrld_e4056913-0617-4d86-97c0-c9bad761d3c9/info

体験方法:
①参加する人が全員インスタンスに入ったことを確認
②エントリーのUIから「エントリー」を押し、入りたいチームを押す
③全員がエントリーできたら右下の「スタート」を押す
④ミッションをこなしてスコアを稼ごう!

現在あるミッション:皿洗い、洗濯、ミルクを飲ませる、おもちゃ片づけ
SEとともにオレンジ色のパーティクルが出ればミッションクリアです!