IVRCメタバース部門 LEAP STAGE

IVRCメタバース部門2025では、SEED STAGEからLEAP STAGEに進出する全7作品を選出させていただきました。応募して頂いた皆様、ありがとうございます。

IVRC2025メタバース部門ではLEAP STAGEに進出した7作品の審査を行いました。その結果メタバース部門審査員(実行委員)による最優秀賞、優秀賞、協賛企業によるUnity賞、さくらインターネット賞、2025年メタバース部門ゲスト審査員によるせきぐちあいみ賞、おきゅたんbot賞、入江 英嗣賞が決定いたしましたので、発表いたします。



かげふみ2
(3K)

かげふみ2は、子供のころあそんだ影踏みに、メタバース・VRならではの要素を組み込み、アレンジした、VRChat専用ゲームワールドです。
本作品は、メタバース・VRにおける影の可能性を拡張したいと考え、開発しました。今日、メタバースにおいて影は、ほとんどの場合、実在感や臨場感を高める「演出的な要素」として用いられています。しかし私たちは、せっかく仮想空間であるのに、すでに現実にあるものをシミュレートするだけでは面白くないと考えました。そこで本作品では、「演出としての影」ではなく、現実ばなれした影の表現をつかった、「あそびとしての影」の可能性を追求しました。
また、メタバースには、他のプレイヤーとのコミュニケーションが欠かせません。そこで本作品では、敵味方関係なくワイワイと、ゲームを遊ぶ全員とボイスチャットができるゲームデザインとしました。あの頃公園であそんだ、影踏みのように、「待てー!よし、影踏んだ!」「あー!踏まれたー!」と、相手とのコミュニケーションを楽しめます。
仮想空間だからこそできる影のあそび、そして、友だちと一緒に公園や道路を走り回っているかのような、「あの頃」のコミュニケーションを、遠く離れた誰かと体験できます。
(今後、プレイ人数を増やし、ゲームバランスの調整を行うことを予定しています。)
【体験の流れ】
1.人数が集まったら「ロールの割り当て」ボタンを押し、ワールド内のプレイヤーに役を割り振る
2.ゲーム開始ボタンを押す
3.ゲームワールドに移動、潜伏タイム開始
・カゲ役: NPCの影になりきって隠れる準備をする
・オニ役: 待機部屋で待つ
4.試合開始
・カゲ役: NPCの影を動かして、オニから隠れる。スキを見計らい、街中のモノを拾ってオニを殴り、攻撃する
・オニ役: カゲ役の攻撃から逃げつつ、街中のNPCの影から偽物の影を見抜き、踏む。
5.試合終了

仕様機器:
VRChatをプレイ可能なWindowsPC SteamVR対応HMD(Quest3の使用を推奨)

チームメンバー:
内山拡杜(豊橋技術科学大学)、和田寿海(豊橋技術科学大学)、馬場光平(豊橋技術科学大学)、小林環太(豊橋技術科学大学)、ひとり軽音部さん

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/world/wrld_8404522a-6fef-4d8d-80a2-1cc7ac6deee7/info

体験方法:
1. 起動方法
ワールドに入るには、URLからVRChatを起動します。ワールドへは指定されたURLを開くことで直接アクセスできます。
2. 役割決め
役割を決めてからゲームを始めます。スポーン地点の近くに「ロールの割り当て」というボタンがあります。これを押すと、ワールドにいる全員に自動で役割が割り当てられます。役割は「カゲ役」と「オニ役」の2種類です。全員に役割が振り分けられたら「ゲーム開始」ボタンを押すとゲームがスタートします。
3. 潜伏タイム
最初に20秒間の潜伏タイムがあります。カゲ役はこの時間にNPCの影になりきって隠れる準備をします。自身が操る影には「コノカゲ」という目印があります。また、カゲ役は自分が操る影から離れて自由に動き回れます。カゲ役のアバターは自動的に透明アバターに切り替わり、オニ役から見えなくなります。
4. 試合
潜伏タイムが終わると試合が始まり、オニ役が解放されます。1試合は3分間です。カゲ役はNPCの影になりきってオニから隠れながら行動し、町中にある物を拾ってオニを殴り、攻撃します。オニ役は多数のNPCの影の中から「カゲ役が操作する影(偽物の影)」を見抜き、踏むことで攻撃します。本物の影はNPCの動きと完全に一致しますが、偽物の影はカゲ役の操作によって不自然な動きを見せることがあります。特にカゲ役がオニを攻撃する瞬間には不自然さが出やすく、それを見極めることが求められます。カゲ役は、オニの体力をゼロにすると倒せます。オニ役は、偽物の影を踏むと倒せますが、間違って本物の影を踏んでしまうと、大ダメージを受けてしまいます。
5. 勝敗
相手陣営のプレイヤーを制限時間内にすべて倒すことができれば勝利です。もし時間内にどちらも相手を倒しきれなかった場合、試合は引き分けとなります。

眠るたび
(たたみのミサイル、たたミサイル)

あなただけの秘密基地「たたミサイル号」へようこそ。
この家は、燃料である写真を集めることで島から島へと旅をする不思議な家。プレイヤーは、家を管理するAIと共に、広大な空に浮かぶ島々を巡る冒険へと出発します。

「たたミサイル号」の最大の魅力は、安心できるはずの日常空間が、あなた自身の行動によって少しずつ変化していく「日常への異変侵食体験」にあります。

多くのユーザーが慣れ親しんだ、友人とのんびり過ごすための「チルワールド」。本作は、そんな安心感を基盤としながらも、その前提をあえて裏切る予測不能な出来事をあなたの行動によって創出します。

家を動かす燃料となるのは、島の各所で撮った写真。離れた場所で写真を撮るほど、より効率の良い燃料として使えます。仲間と協力して島を探索し、たくさんの写真を炉にくべてみましょう。家が動き出すたびに、新たな島へと到着し、AIとのストーリーが進んでいきます。

そして、家に備え付けられたベッドで眠りにつくと、次の日にはまた別の島へ。朝目覚めると、外の風景ががらりと変わっていることでしょう。

毎日変わる環境は、安心感の中にも新鮮な驚きを生み出し、非日常の要素が日常へと静かに侵食していきます。この作品は、VRChatというプラットフォームにおいて、「チルワールド」が単なる休憩所ではなく、日を跨いで物語を提示できるメディアであることを示します。

私たちはこの「たたミサイル号」を通じて、訪れるたびに新しい発見があり、楽しくて気持ちよく眠れて、次の日がちょっぴり楽しみになるような、物語性のあるチルワールドの普及を目指します。

さあ、あなたの日常に、不思議な冒険の旅を始めませんか?

仕様機器:
PC(Windows) または PC(Windows) + VR

チームメンバー:
ねこざめ(明治大学)
赤モンド(明治大学)
たんしー(明治大学)
けもシューマイ(明治大学)

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/world/wrld_5d8305dc-6553-48f5-874e-8c55186e3468/info

体験方法:
1. VRChatを起動する
PCでVRChatを立ち上げ、ログインします。VRヘッドセットを使用している場合は、ヘッドセットを装着してVRChatを起動してください。

2. ワールド情報のサイトを開く
作品URLからワールド情報をブラウザで開きます。

3. ワールドを立ち上げる
「Launch」ボタンをクリックし、「Create and Invite Me」をクリックします。

4. VRChatからワールドに移動する
VRChatに通知が届くので、メニューの通知欄から招待を承諾してください。
自動でワールドが移動します。

5. 体験を開始する
ワールドに入ると体験開始です。自由に探索しましょう。

MetaEyes
(UT-virtual)

 メタバースの魅力の一つとして、個人が新たな世界を生み出すことができるというものがあります。しかし、実際には多くのプレイヤーが受動的にその世界を体験するだけにとどまっています。本作は普段何気なく体験している世界を製作者側の視点から覗き見ることで、ワールド制作への関心を高め、さらに自ら世界を生み出す楽しさを知ってもらうことをテーマとしています。 
 プレイヤーは「Modeler」「Programmer」「Sound Designer」の3つの役職に分かれ、それぞれの視点を体験すします。 ただ一人で作業する従来の開発体験を模倣するのではなく、異なる専門性を持つ仲間と協力しながら一つの世界を完成させていくことを重視しています。自分の視点だけでは世界の一面しか捉えることができず、仲間との対話や共同作業を通じて初めて世界の全体像が見えてくるという過程の中で、創作活動における個人の認識の限界を超え、複数の視点が統合された時に生まれるMetaに気づくことができる。
 本作が伝えたいのは、仲間と一緒に世界を創り出す喜びです。普段何気なく体験している世界の仕組みを覗き込み、仲間と手を取り合って再構築する過程を通じて、自分自身もまた世界を生み出す側になれることを実感してほしいと思っています。

仕様機器:
PCVRまたはPC(VRChatをプレイ可能な環境)

チームメンバー:
Rumi/鶴海和哉(法政大学)
栗田千登星(高知工科大学)
Linné/朴進燮(千葉大学)
ちひ/横見賢一(京都芸術大学)
Soisina(横浜国立大学)

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/world/wrld_46e71b2a-a9b2-4a90-990a-700326e05772/info

体験方法:
 この作品はVRChatで限定公開をしています。VRChatにログインした状態で、作品URLからインスタンスを作り、Invite Meを押すと、招待が届きワールドに入ることができます。
 ワールドに入ると、「Modeler」「Programmer」「Sound Designer」の3つの役職から1つを選択できます。3人全員が別々の役職を選び、ボタンを押すとポータルが現れるので、そのポータルに入ってください。ポータルに入ると1つ目の空間に移動します。その空間には異変が3か所あるので、異変を探し修正してください。すべての修正が終わるとポータルが出現するので、そのポータルに入ってください。ポータルに入ると2つ目の空間に移動します。SEED Stageでは、2つ目の空間に入った時点で体験終了となります。

*注意点
・必ず3人でプレイしてください。
・Sound Designerはワールド音量を50以上にしてください。
・審査時間内に修正が完了しそうにない場合は、デバッグ用のボタンを押してください。一回押すごとに進行度が33%ずつ上がるようになっています。

眠るたび
(たたみのミサイル、たたミサイル)

あなただけの秘密基地「たたミサイル号」へようこそ。
この家は、燃料である写真を集めることで島から島へと旅をする不思議な家。プレイヤーは、家を管理するAIと共に、広大な空に浮かぶ島々を巡る冒険へと出発します。

「たたミサイル号」の最大の魅力は、安心できるはずの日常空間が、あなた自身の行動によって少しずつ変化していく「日常への異変侵食体験」にあります。

多くのユーザーが慣れ親しんだ、友人とのんびり過ごすための「チルワールド」。本作は、そんな安心感を基盤としながらも、その前提をあえて裏切る予測不能な出来事をあなたの行動によって創出します。

家を動かす燃料となるのは、島の各所で撮った写真。離れた場所で写真を撮るほど、より効率の良い燃料として使えます。仲間と協力して島を探索し、たくさんの写真を炉にくべてみましょう。家が動き出すたびに、新たな島へと到着し、AIとのストーリーが進んでいきます。

そして、家に備え付けられたベッドで眠りにつくと、次の日にはまた別の島へ。朝目覚めると、外の風景ががらりと変わっていることでしょう。

毎日変わる環境は、安心感の中にも新鮮な驚きを生み出し、非日常の要素が日常へと静かに侵食していきます。この作品は、VRChatというプラットフォームにおいて、「チルワールド」が単なる休憩所ではなく、日を跨いで物語を提示できるメディアであることを示します。

私たちはこの「たたミサイル号」を通じて、訪れるたびに新しい発見があり、楽しくて気持ちよく眠れて、次の日がちょっぴり楽しみになるような、物語性のあるチルワールドの普及を目指します。

さあ、あなたの日常に、不思議な冒険の旅を始めませんか?

仕様機器:
PC(Windows) または PC(Windows) + VR

チームメンバー:
ねこざめ(明治大学)
赤モンド(明治大学)
たんしー(明治大学)
けもシューマイ(明治大学)

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/world/wrld_5d8305dc-6553-48f5-874e-8c55186e3468/info

体験方法:
1. VRChatを起動する
PCでVRChatを立ち上げ、ログインします。VRヘッドセットを使用している場合は、ヘッドセットを装着してVRChatを起動してください。

2. ワールド情報のサイトを開く
作品URLからワールド情報をブラウザで開きます。

3. ワールドを立ち上げる
「Launch」ボタンをクリックし、「Create and Invite Me」をクリックします。

4. VRChatからワールドに移動する
VRChatに通知が届くので、メニューの通知欄から招待を承諾してください。
自動でワールドが移動します。

5. 体験を開始する
ワールドに入ると体験開始です。自由に探索しましょう。

Dimensions Gate
(N.U.メタバースの可能性を創造しよう!)

本チャレンジではVRChat上で4次元超立方体を展開した空間を彷徨うことができる探索型学習ゲームを制作した。

本チャレンジを通して,メタバースにおける4次元空間的なコンテンツの表現と体験のしやすさを提案したい。



1990年時代、科学技術の進歩により”2次元のモニター”、”高度な計算機能を持ったパーソナルコンピューター”、”インターネット”が普及した。
これにより、一般人でも容易に3Dのコンピューターグラフィックスを制作、共有、閲覧を行うことができた。
2次元のモニターでも横幅X,高さY,時間Tを使えば、疑似的に3次元の物体を想像することができた。

そして2020年代、さらなる科学技術の進歩により、”VRゴーグル”、”インタラクティブな3Dコンテンツを自由にアップロードのできるVR対応のメタバースプラットフォーム”が普及した。
これにより、既存のモニターでは難しかった3次元的コンテンツをVRゴーグルの活用により一度に感じ取ることができ、さらに時間Tを使うことで、疑似的に4次元の物体を想像することが可能となった。メタバースはそのような4次元を容易に想像することができるコンテンツの制作、共有、閲覧を行うことができるプラットフォームであることを本ゲームを通じて提案したい。

仕様機器:
VRChatをプレイ可能なPC、VRHMD(Quest・Pico 推奨、その他デバイスは動作未確認)

チームメンバー:
iwa[イワ](日本大学)
yurarara(日本大学)
しゃま(日本大学)
水甜瓜(日本大学)
ИeЯ0(日本大学)
ぽてぃ(日本大学)
ALMA(日本大学)

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/world/wrld_d84a41e8-fd6a-4167-bc90-637af6fc3c41/info

体験方法:
ワールドに入ると、まず「エラーが発生している場所」に向かいます。そこには、エラーを解消するための道具が用意されており、銃でエラーを破壊したり、タブレットで現在地や残りの頂点を確認したり、ヘッドマウントシステムで探索を補助することができます。

準備を終え、VR仮想世界内でサーバを起動すると、4次元超立方体を展開した世界に入ることができます。この世界には、エラーの原因となっている16個の四次元立方体の頂点が散らばっています。頂点は部屋に入っただけでは見えない場所にあることもあるため、その場合は4次元立方体の中を歩き、重力の向きを変更して探索します。また、タブレットやヘッドマウントシステムを使うことで、現在地や残りの破壊すべき頂点の数を確認することができます。

すべての頂点を破壊することで、エラーは解消され、ゲームはクリアとなります。

かげふみ2
(3K)

かげふみ2は、子供のころあそんだ影踏みに、メタバース・VRならではの要素を組み込み、アレンジした、VRChat専用ゲームワールドです。
本作品は、メタバース・VRにおける影の可能性を拡張したいと考え、開発しました。今日、メタバースにおいて影は、ほとんどの場合、実在感や臨場感を高める「演出的な要素」として用いられています。しかし私たちは、せっかく仮想空間であるのに、すでに現実にあるものをシミュレートするだけでは面白くないと考えました。そこで本作品では、「演出としての影」ではなく、現実ばなれした影の表現をつかった、「あそびとしての影」の可能性を追求しました。
また、メタバースには、他のプレイヤーとのコミュニケーションが欠かせません。そこで本作品では、敵味方関係なくワイワイと、ゲームを遊ぶ全員とボイスチャットができるゲームデザインとしました。あの頃公園であそんだ、影踏みのように、「待てー!よし、影踏んだ!」「あー!踏まれたー!」と、相手とのコミュニケーションを楽しめます。
仮想空間だからこそできる影のあそび、そして、友だちと一緒に公園や道路を走り回っているかのような、「あの頃」のコミュニケーションを、遠く離れた誰かと体験できます。
(今後、プレイ人数を増やし、ゲームバランスの調整を行うことを予定しています。)
【体験の流れ】
1.人数が集まったら「ロールの割り当て」ボタンを押し、ワールド内のプレイヤーに役を割り振る
2.ゲーム開始ボタンを押す
3.ゲームワールドに移動、潜伏タイム開始
・カゲ役: NPCの影になりきって隠れる準備をする
・オニ役: 待機部屋で待つ
4.試合開始
・カゲ役: NPCの影を動かして、オニから隠れる。スキを見計らい、街中のモノを拾ってオニを殴り、攻撃する
・オニ役: カゲ役の攻撃から逃げつつ、街中のNPCの影から偽物の影を見抜き、踏む。
5.試合終了

仕様機器:
VRChatをプレイ可能なWindowsPC SteamVR対応HMD(Quest3の使用を推奨)

チームメンバー:
内山拡杜(豊橋技術科学大学)、和田寿海(豊橋技術科学大学)、馬場光平(豊橋技術科学大学)、小林環太(豊橋技術科学大学)、ひとり軽音部さん

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/world/wrld_8404522a-6fef-4d8d-80a2-1cc7ac6deee7/info

体験方法:
1. 起動方法
ワールドに入るには、URLからVRChatを起動します。ワールドへは指定されたURLを開くことで直接アクセスできます。
2. 役割決め
役割を決めてからゲームを始めます。スポーン地点の近くに「ロールの割り当て」というボタンがあります。これを押すと、ワールドにいる全員に自動で役割が割り当てられます。役割は「カゲ役」と「オニ役」の2種類です。全員に役割が振り分けられたら「ゲーム開始」ボタンを押すとゲームがスタートします。
3. 潜伏タイム
最初に20秒間の潜伏タイムがあります。カゲ役はこの時間にNPCの影になりきって隠れる準備をします。自身が操る影には「コノカゲ」という目印があります。また、カゲ役は自分が操る影から離れて自由に動き回れます。カゲ役のアバターは自動的に透明アバターに切り替わり、オニ役から見えなくなります。
4. 試合
潜伏タイムが終わると試合が始まり、オニ役が解放されます。1試合は3分間です。カゲ役はNPCの影になりきってオニから隠れながら行動し、町中にある物を拾ってオニを殴り、攻撃します。オニ役は多数のNPCの影の中から「カゲ役が操作する影(偽物の影)」を見抜き、踏むことで攻撃します。本物の影はNPCの動きと完全に一致しますが、偽物の影はカゲ役の操作によって不自然な動きを見せることがあります。特にカゲ役がオニを攻撃する瞬間には不自然さが出やすく、それを見極めることが求められます。カゲ役は、オニの体力をゼロにすると倒せます。オニ役は、偽物の影を踏むと倒せますが、間違って本物の影を踏んでしまうと、大ダメージを受けてしまいます。
5. 勝敗
相手陣営のプレイヤーを制限時間内にすべて倒すことができれば勝利です。もし時間内にどちらも相手を倒しきれなかった場合、試合は引き分けとなります。

Dimensions Gate
(N.U.メタバースの可能性を創造しよう!)

本チャレンジではVRChat上で4次元超立方体を展開した空間を彷徨うことができる探索型学習ゲームを制作した。

本チャレンジを通して,メタバースにおける4次元空間的なコンテンツの表現と体験のしやすさを提案したい。



1990年時代、科学技術の進歩により”2次元のモニター”、”高度な計算機能を持ったパーソナルコンピューター”、”インターネット”が普及した。
これにより、一般人でも容易に3Dのコンピューターグラフィックスを制作、共有、閲覧を行うことができた。
2次元のモニターでも横幅X,高さY,時間Tを使えば、疑似的に3次元の物体を想像することができた。

そして2020年代、さらなる科学技術の進歩により、”VRゴーグル”、”インタラクティブな3Dコンテンツを自由にアップロードのできるVR対応のメタバースプラットフォーム”が普及した。
これにより、既存のモニターでは難しかった3次元的コンテンツをVRゴーグルの活用により一度に感じ取ることができ、さらに時間Tを使うことで、疑似的に4次元の物体を想像することが可能となった。メタバースはそのような4次元を容易に想像することができるコンテンツの制作、共有、閲覧を行うことができるプラットフォームであることを本ゲームを通じて提案したい。

仕様機器:
VRChatをプレイ可能なPC、VRHMD(Quest・Pico 推奨、その他デバイスは動作未確認)

チームメンバー:
iwa[イワ](日本大学)
yurarara(日本大学)
しゃま(日本大学)
水甜瓜(日本大学)
ИeЯ0(日本大学)
ぽてぃ(日本大学)
ALMA(日本大学)

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/world/wrld_d84a41e8-fd6a-4167-bc90-637af6fc3c41/info

体験方法:
ワールドに入ると、まず「エラーが発生している場所」に向かいます。そこには、エラーを解消するための道具が用意されており、銃でエラーを破壊したり、タブレットで現在地や残りの頂点を確認したり、ヘッドマウントシステムで探索を補助することができます。

準備を終え、VR仮想世界内でサーバを起動すると、4次元超立方体を展開した世界に入ることができます。この世界には、エラーの原因となっている16個の四次元立方体の頂点が散らばっています。頂点は部屋に入っただけでは見えない場所にあることもあるため、その場合は4次元立方体の中を歩き、重力の向きを変更して探索します。また、タブレットやヘッドマウントシステムを使うことで、現在地や残りの破壊すべき頂点の数を確認することができます。

すべての頂点を破壊することで、エラーは解消され、ゲームはクリアとなります。


フォトバース
(KuMA VR写真部)

本作品「フォトバース」では写真撮影と探索を繰り返しながら新しい景色を発見し続ける体験を提供します。プレイヤーが移動することで新たな景色を見つけられる点は一般的な探索型ゲームと同じですが、本作品ではあらかじめ用意されたVR空間内を探索するのではなく、写真を撮影するたびに新たな空間が生成されるため、プレイヤーごとに体験の内容は異なります。また、新たに生成される空間は撮影した写真に基づいて決められるため、プレイヤーは何を撮影するかによって生成の結果を変化させることができ、自ら体験を作るような感覚を得られます。本作品にはあらかじめ決められたゴールが無く、様々な場所をゆっくりと見て回ったり、より良い写真を撮るために次々と移動したりと、楽しみ方をプレイヤーが自身で決めることができます。また、写真を撮影した後もプレイヤーの移動によってさらに空間が広がり、どこまで歩いても新たな景色を見ることができるため、プレイヤーの好きな空間があれば心行くまで楽しむことができます。操作:移動(左手サムスティック)、回転(右手サムスティック)、ズーム(Aボタン)、撮影(RTボタン)、強制的に街へ移動(Bボタン)、強制的に森へ移動(Yボタン)

仕様機器:
PC(windows11), Quest2, Quest3

チームメンバー:
鬼塚才知(熊本大学)
立花太一(熊本大学)
秋永智輝(熊本大学)
永渕智章(熊本大学)
稲田健真(熊本大学)
高野真櫻(熊本大学)
馬場琉成(熊本大学)
野口大樹(熊本大学)

体験する

リンク:
https://drive.google.com/file/d/1mcPtYNYsAbfgwkTY6eKr6Sq6SSjxsRQ8/view?usp=drive_link

体験方法:
1.作品URLから”Photoverse.zip”ファイルをPCへダウンロードし、解凍してください。
2.ヘッドセットを起動し、ケーブルを用いてPCと接続してください。
3.ヘッドセット内のリンク機能をオンにしてPCとのリンクを実行してください。
4.PCから”Photoverse”フォルダを開いて”Photoverse.exe”を実行してください。
5.ゲーム内の説明を読んで操作方法を確認してください。
6.写真を撮影して衝突すると街に移動します。その後は自由に行動していただけます。
7.もし写真を撮影せずに街へ移動したい場合は右手コントローラのBボタンを、森へ移動したい場合は左手コントローラのYボタンを押してください。

三位一体 : プラットフォームを超えて
(七味唐辛子)

本作品『三位一体 : プラットフォームを超えて』は、異なるプラットフォームでのプレイヤーが協力して謎を解き明かしていくVRChatの脱出ゲームワールドである。
VRChatではプレイヤーに応じてVRモードやデスクトップモードなどのプラットフォームで遊ぶことができる。これによってメタバースに参加する敷居が下がっている一方で、各プラットフォームの制約によって体験に違いが生じてしまうことがある。本作品ではこれを逆手にとって、協力して謎を解くための鍵となっている。プレイヤーはPCVR、Quest単機、デスクトップの3つのプラットフォームに分かれて、それぞれの特性を活かして謎を解き明かし脱出を目指していく。
ワールド内で各プレイヤーが可能なことや突破できる仕掛けは、プラットフォームに応じて異なっており、例えば「観音開きの扉を開ける」仕掛けがあった場合、PCVRプレイヤーは扉が重厚な見た目をしており重くて開けられず、PCデスクトッププレイヤーは両手を使えないため開くことはできない。Quest単機プレイヤーからは扉がローポリな見た目をしているため開けることができる。参加するプレイヤーが実際に使用しているプラットフォームによって、世界の見え方や取れる行動、解ける仕掛けは異なっており、脱出するためにはお互いにコミュニケーションをとることが要求される。

仕様機器:
PC (Windows向けVRChatが動作するもの), HMD (スタンドアロンHMD向けVRChatが動作するもの)

チームメンバー:
羽根木鳩, ろぼいん, oka§i, mon, しらす

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_baf713ac-8fe9-49b2-9c44-1f521144e67b

体験方法:
1. 体験者は3人固定で、VRChatに3つのプラットフォーム(PCVR, HMD単機, デスクトップ)から1人ずつ参加してください。
2. インスタンスを立てて全員がワールドにJoinすることで体験できます。ゲーム開始のための準備は必要ないので、好きなタイミングで始めてください。

3Dカメラ
(team411)

バーチャル世界を一人で攻略する、未来の「3Dカメラ」システムを開発しました。これは、あなたのメタバースでの動きをそのまま記録する、革新的な「3Dカメラ」です。「もう一人の自分と謎を攻略していく」–そんなSFのような体験を、あなたに提供します。録画したデータは、あなたの分身アバターとしてVR空間に再現されます。例えば、「二つのボタンを同時に乗らなければ開かない扉」もカメラを使うことで1人で開くことができます。もう一人の自分と協力し、共に困難を乗り越えるという、これまでにない感動と達成感をもたらします。このシステムは、VRプラットフォーム「VRChat」を舞台に開発しました。VRChatの提供するAPIを活用し、ユーザーのアバターのボーン(骨格)情報をフレーム単位で高精度に取得・保存する機能を実装しています。保存はリングバッファを用いて保存し、コードで秒数を指定できるようにしています。現在はワールドの重さとギミックの関係で30sに設定しています。将来的には、録画したデータをゲーム内での再生だけでなく、Unityなどの3D制作環境でアニメーションデータ(Animator形式)として活用できるようにすることも視野に入れています。これにより、単なるゲームプレイの記録を超え、クリエイターの作品制作や、教育・シミュレーション分野への応用も期待できます。本ワールドではカメラを利用することで3つのギミックを進んでいくことができるようにしました。このデモワールドは、すでにVRChat上で体験可能です。今後は、VRChatからunityのanimator形式への変更やさらなるユーザーインターフェスの改善を考えています。

仕様機器:
VRCで使用できるHMDかPC 動作確認ができているものはPC(Windows11)とMetaQuest3

チームメンバー:
ぬか喜びの庭(team411, 電気通信大学)
とら(team411,電気通信大学)
ラジオマスター(team411,電気通信大学)
elmo2358(team411,電気通信大学)
sayu_0105(team411,電気通信大学)

体験する

リンク:
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_ce2367d1-048c-46f2-884d-075be7b82c44

体験方法:
カメラの録画ボタンで動きを録画、再生ボタンで動きが再生されます。
カメラで再生するアバターはものや壁を貫通します。