新着情報

事前説明会

開催日時間会場(大学など)部屋
4/1717:00大阪大学 吹田キャンパス 創造工学センター4F
4/2413:30北陸先端科学技術大学院大学
(JAIST)
知識1棟4Fフリースペース
4/2513:10名城大学 天白キャンパス 共通講義棟東H303
4/2612:00慶應義塾大学 矢上キャンパス14号棟 創想館2F ディスカッションスペース22 (14-210)
5/717:00筑波大学 第三エリア3L棟301-2
5/917:00奈良先端科学技術大学院大学
(NAIST)
情報棟・L1教室
5/915:30情報科学芸術大学院大学
(IAMAS)
ワークショップ24 5階 R.Cafe
※IAMAS外から参加希望の方は事前に
井村( m.imura@kwansei.ac.jp )
までご連絡ください。
5/1014:40電気通信大学 西2号館地下一階b101
5/1318:40芝浦工業大学 豊洲校舎研究棟13階 情報工学科会議室
5/1416:50関西学院大学 神戸三田キャンパス アカデミックコモンズ アクティブルーム3・4
5/1617:00東京工業大学 大岡山キャンパス西8号館(E) W833
5/1712:25京都産業大学 14号館14102教室
5/1718:00グリー株式会社
(ネット中継あり)
12F 「Lounge」/ GREE Studio Lab
※要事前申込
https://gree.connpass.com/event/128401/
2019/05/13(月) 18:00まで

What’s IVRC?

IVRCとは

 国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC, International collegiate Virtual Reality Contest)は、学生が企画・制作したインタラクティブ作品の新規性・技術的チャレンジ・体験のインパクトを競うコンテストです。1993年から開催され、これまでにバーチャルリアリティ(VR)の既成概念を拡張するような、独創的で親しみの持てる作品を数多く生み出してきました。

 参加チームは、第一線の研究者を中心とするスタッフと関わりながら、約半年の間、全く新しいインタラクティブ作品・VRシステムを企画し、実際にデバイスの製作やコンテンツの作り込みを行なっていくことになります。完成した作品は、体験型展示を通じて審査され、受賞作品が決定します。

コンテストの目的

  • 自ら考え・学び・手を動かすことのできる優秀な人材の育成
  • バーチャルリアリティの啓蒙普及
  • 地域・企業・学界を結ぶ、バーチャルリアリティ・コミュニティの醸成

 「バーチャルリアリティ」「ロボット」と言うと高価で特殊な機械を使って実現するものというイメージがありますが、実際は手作りの装置で表現できることがたくさんあります。このコンテストの狙いは、参加者がインタラクティブ(相互作用的)なシステムを企画し、デバイスを自作したり、コンテンツを作り込んだりすることで、インタラクティブ技術を深く理解すると共に、より身近なものと感じる様になることにあります。

IVRCはコンテストという形態を取っていますが、行政・企業・学会が一体となって「自ら考え・学び・手を動かすことのできる」優秀な人材を育成するための21世紀型の教育システムを形作る試みでもあります。その実績は国際的にも高く評価され、世界最高峰のVR技術の展示会SIGGRAPHやVRアート作品の展示会Ars Electronicaなどで高く評価されています。

「国際」学生対抗コンテスト

IVRCの特徴の一つとして、国内に閉じない国際的なコンテストであるという点があげられます。ヨーロッパのVRにおける最大のイベントであるフランスのLaval Virtualとは交流が深く、2003年から相互に学生コンテストの優秀作品の招待参加を実施しています。例年10-12月に行われるIVRC決勝大会では、本大会の設定した賞とは独立してLaval Virtualから招いた審査員により”Laval Virtual Award”が贈られ、受賞作品は次年のLaval Virtualへ招待されます。

また例年3-4月に行われるLaval Virtualに参加した学生プロジェクトの中からIVRCの審査員により”IVRC Award”が贈られ、同年のIVRCに招待されます。各々の招待作品は招待先のコンペでも審査対象とされ、これまでにもLaval Virtual代表作品がIVRCで準優勝したり、IVRC代表作品がLaval Virtualで芸術賞を取るなど、相互に高め合う関係にあります。

Laval Virtualとは10年以上の交流を続けてきました。これまでの交流の歴史は動画「IVRC日仏交流の歩み」にまとめられています。

また、2010年には米国カーネギーメロン大学(CMU)の ETC (Entertainment Technology Center) と国際協定を結び、CMU内で選抜されたプロジェクトをIVRC決勝大会に招待するなど、日仏米学生の国際的な交流を行っています。

部門とスケジュール

※ 例年の各部門の大会スケジュールから変更があります。


一般学生部門

すべての学生を対象とする部門です。書類のほか、一般公開の予選展示・決勝展示により作品を審査し、優勝作品には国際学会投稿サポートや渡航費用が授与されます。

  • 書類応募締切: 6月10日(月) 17:00
  • 書類審査結果通知: 7月上旬
  • 予選大会
    • 9月11日(水)~9月13日(金) (展示は13日(金)のみ)
    • 東京大学 本郷キャンパス(第24回日本バーチャルリアリティ学会大会内)
  • 決勝大会
    • 11月15日(金)~11月17日(日) (15日は設営)
    • テレコムセンタービル(サイエンスアゴラ内)

ユース部門

大学2年次、高専5年次、専門学校2年次、高校生以下相当の学生を対象とする部門です。書類審査と一般公開の作品展示により作品を審査し表彰します。参加するチームにはVR技術の勉強会やラボツアーも実施します。

  • 書類応募締切: 6月10日(月) 17:00
  • 書類審査結果通知: 7月上旬
  • 本選大会
    • 9月11日(水)~9月13日(金) (展示は13日(金)のみ)
    • 東京大学 本郷キャンパス(第24回日本バーチャルリアリティ学会大会内)
  • 一般学生部門決勝大会(ユース部門本選選抜作品 が参加)
    • 11月15日(金)~11月17日(日) (15日は設営)
    • テレコムセンター/日本科学未来館(サイエンスアゴラ内)

国際部門

主に、同年にフランスにて開催されるLaval VirtualにてIVRC Awardを受賞した作品を決勝大会に招待します。


関連イベント

  • Birds of a Feather Session Title: International collegiate Virtual Reality Contest (IVRC)
    • Date/Time: Sun Jul 28, 10am-11am
    • Location: Los Angeles Convention Center
    • Room Name: ACM  SIGGRAPH Theater. Room 309

審査

書類審査

提出された企画概要・企画梗概・企画書に基づいてWeb上で行います。作品企画の新規性・技術的チャレンジ・作品のインパクトを軸に、企画がしっかり練られているか、実現すべき企画であるかどうかを審査します。

審査のポイント

  • 新規性
    • 提案者もしくは他者によって過去にまだ実現されていないこと、あるいは過去に類似の研究・作品がある場合は適切に引用し差分が明確にされていること。
  • 技術的チャレンジ
    • 作品の実現において達成すべき目標が明確にされていること。それを達成する新しいアイディアが提案されていること。その実現方法が具体的に提案されていること。
  • 体験のインパクト
    • 体験者が体験できる内容が明確になっていること。ぜひとも体験したいと思える内容であること。国際的なステージにおいて専門家を魅了する、あるいは家族連れなど広く一般の観客が楽しめること。

一般予選大会/ユース本選大会

書類審査を通過したチームには、VR学会大会会場で開催される一般予選大会/ユース本選大会で作品を体験可能な形で展示していただきます。

展示作品を審査委員が体験し、審査委員会において決勝大会に進む作品、およびユース部門の各賞を決定します。


決勝大会(一般学生部門予選通過・ユース部門選抜・国際部門招待作品)

決勝大会は、11月16日,17日に開催されます。予選大会を通過したチームが、約1ヶ月のブラッシュアップ期間を経て完成した作品を実演展示します。予選通過各チームのほか、フランスのLavalVirtual学生コンテストを勝ち抜いた招待チームなど国際部門のチームも参戦し、総合優勝の座を競います。

決勝大会でも、審査委員が展示されている各作品を体験し、審査委員会で総合優勝を始めとする各賞を決定します。また展示会場には、専門家や業界関係者だけでなく、先端科学に大きな興味を持つ一般の来場者も大勢訪れます。一般来場者による人気投票で最も多く票を集めたチームには「観客賞」が贈られます。したがって、各作品には、学術・芸術・技術的な要素の他に、一般の来場者に対してもアピールできることが求められます。

表彰

一般学生部門・ユース部門選抜・国際部門招待作品

  • 総合優勝 GrandPrix
    • 決勝大会で展示した作品の中から最優秀の1作品に対して与えられます。
    • 米国で行われる世界最高峰のCGとインタラクティブ技術の祭典SIGGRAPHに出展するための資金援助・サポートを行います。
    • 副賞20万円
  • Laval Virtual賞
    • IVRCでは、2003年度大会から、ヨーロッパで最大のバーチャルリアリティ関連イベントLaval Virtualとの協力を行っています。
    • IVRCのLaval Virtual賞の受賞作品は、Laval Virtual出展作品として招待されます。
    • 同様に、Laval Virtualの学生コンテストでIVRC Awardの受賞作品は、IVRC本選に招待されます。
  • 各賞(昨年の例:賞の内容は開催年によって異なります。)
    • 日本VR学会賞 副賞:5万円
    • 川上記念特別賞 副賞:3万円
    • 審査員特別賞 副賞:1万円
    • 未来観客賞 副賞:1万円(すべての決勝展示作品より観客の投票により決定)
    • 協賛企業賞

ユース部門

  • 金賞:3万円
  • 銀賞:賞状
  • 銅賞:賞状

募集要項

応募方法

専用のWebフォームを通じて行います。応募受付期間内に必要事項の記入と必要書類のアップロードを行って下さい。

応募条件

  • 作品の条件
    • 学生を中心としたグループにより企画提案された「バーチャルリアリティをはじめとするインタラクティブ技術」を利用した、未発表かつ展示可能な作品であること
  • 展示スペース
    • 1.8m(W) × 1.8m(D) × 2.0m(H)
    • 予選大会・決勝大会ではこの展示スペース内で展示することが求められます。
  • 電源容量
    • 1作品につき、 300Wを上限とさせて頂きます(それ以上は応相談)。ただし会場の都合により、さらに制限される可能性があります。
  • 応募資格
    • 一般学生部門
      • 「バーチャルリアリティ/インタラクティブ作品」を実現できる能力・熱意をもつ学生を主体としたチーム
      • ※一般学生部門は、学生であればどなたでも参加が可能です。
    • ユース部門
      • 2019年4月1日時点で、大学2年次/高専5年次/専門学校2年次以下相当の学生で構成されたチームまたは個人
      • ※応募資格を有するか不明な場合はivrcinfo[at]ivrc.netまでお問い合わせ下さい。

応募受付期間

書類投稿締切: 2019年6月10日(月) 17:00 (厳守)

締切時間以降のアップロードは一切受理していません。例年、以下の様なケースが発生します。余裕を持った投稿を心がけて下さい。

  • 締切り時間近くは応募が殺到し、アップロードに時間がかかります。
  • 応募者側の回線不調などでアップロードが失敗することもあります。
  • あわてて投稿すると、間違ったファイルをアップロードするかもしれません(締切後は差替えも受け付けません)。

応募に必要な書類

  • VR学会大会予稿
    • PDF, A4サイズ, 2~4ページ
    • 書式ファイルのダウンロード
    • 注意点
      • 2019年は、これまでの企画梗概ではなく、VR学会大会予稿を応募に必要な書類とします。
        • 書類審査は応募者の情報を伏せた状態で行うため、著者・所属は応募時点では記載しないでください。予稿内にもチーム名・所属・チームメンバーの氏名等の情報を含めないようにしてください。
        • 参考文献等も適切に記載して下さい。
      • 必ずPDF形式に変換してください。
  • 企画書
    • PDF, A4サイズ, 9ページまで
    • 書式ファイルのダウンロード
    • 注意点
      • 書類審査は応募者の情報を伏せた状態で行います。企画書内にチーム名・所属・チームメンバーの氏名等の情報を一切含めないようにしてください。
      • 必ずPDF形式に変換してください。
  • 投稿料支払い証明
    • 投稿料は1企画あたり1000円です。
    • 投稿料振込の後、振込を証明できるもの(支払い証明書、ATMの利用明細票など)をスキャンし、画像を投稿サイトからアップロードしてください。
    • 複数の企画の投稿料をまとめて振り込んだ場合は、両方の応募情報に同じファイルをアップロードして下さい。可能であれば投稿ID(投稿サイトの応募企画情報の項目から確認可能)を記載し、いずれの企画の振込かが分かるようにしてください
    • 投稿料はいかなる理由があっても返金いたしません。よく考えてから振り込んで下さい。
    • 振込先
      • 郵便貯金
        • 10110-59607361
        • トクヒ)ニホンバーチャルリアリティガッカイ
      • ゆうちょ銀行
        • ゼロイチハチ店(018)
        • 普通預金口座 5960736
        • 特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
        • トクヒ)ニホンバーチャルリアリティガッカイ

注意事項

応募して頂く参加チームには、下記の条件に同意していただきます。

  • 参加者は、IVRCの期間中、作品の企画・制作および関連業務に注力する義務を負うこととします。
  • 応募企画または作品(以下応募作品)に、著作権に関する問題がある場合、全面的に参加団体または参加個人(以下参加者)がその責任を負うものとします。使用する文章、音楽、画像、ソフトウェア等に著作権上の問題がないよう、注意してください。また、応募作品が他の団体/個人の著作権を侵害している恐れがある場合には、失格とみなします。応募作品には、必要があればコピーライトを明記してください。
  • 各応募作品の著作権は参加者に帰属するものとします。
  • 大会期間中に撮影した静止画像、動画像を大会は参加者に通知することなくIVRC の広報活動に用いることができることとします。ただし、肖像権に関しては、参加者からの申し出があればその意思を尊重します。
  • 参加者が、作品協賛企業/研究室等から機材を借用した場合、機材の管理運用は各参加者が責任を持って当たることとします。大会側では、借用期間中、事故が起きた際にこれを補償することができません。
  • 参加者およびIVRC実行委員会は、コンテストの広報活動、大会以外での実演展示活動(産業用バーチャルリアリティ展、SIGGRAPH、LavalVirtualでの展示)に誠意を持って協力し合うものとします。
  • 会場の設備や観客等に危害を及ぼすことの無いよう、細心の注意を払ってください。
  • チームメンバーにもこの条件を承諾していただく様、ご確認お願いいたします。

応募者向け参考情報

過去の企画書の例

これから応募する方の参考のため、過去の優秀作品の企画書を公開します。

※2019年は企画梗概のかわりにVR学会大会予稿を投稿するように変更されています。過去の応募書類からは内容を参考にする程度にとどめてください。

「渡る世間は綱渡り」IVRC2014川上記念特別賞 大阪大学

企画梗概 企画書

綱渡りは、高所に張った綱の上を歩いて渡る危険なスポーツであるが、そのスリルを一度体験してみたいと感じる人は少なくない。本企画では、綱の上での体の傾き、綱のたわみ、景色などの綱渡りのエッセンスを再現することで、地面に固定した綱の上で安全に綱渡りの体験が可能なシステムを構築する。

「Sense-Roid」IVRC2010総合優勝 電気通信大学

企画梗概 企画書

体験者は、ジャケット型の触覚提示デバイスを身につけ、自分の分身となるSense-Roidと向き合う。Sense-Roidは人間の上半身を模した模型に圧力センサ、圧電センサが組み込まれたものである。体験者がSense-Roidに触れることで、ジャケット型デバイスにその触覚をフィードバックする。これによって体験者はあたかも外側にいるもう一人の自分を触り、またそれから触られているような感覚を味わうことができる。

「パランガ」IVRC2010明和電機社長賞 大阪大学
(※書類審査時タイトル:フリフリ -Flip Freaks-)

企画梗概 企画書

あなたの子供時代、学校の授業中に、コマ送りの絵を教科書の1ページ1ページに描いて、パラパラ漫画を作ることに没頭した思い出はないだろうか。静止画だったキャラクタが動き出す喜びと、自分が思い描いたように動いてくれた時の達成感、ページが等間隔に1枚1枚めくられることの小気味良さを味わったはずである。大人になった今、あの気持ち良さを再び味わってみようではないか.フリフリ – Flip Freaksで、無限に続くパラパラワールドを体験してみよう!

「ダイラタノシー」IVRC2009VR学会賞 大阪大学

企画梗概 企画書

水中に存在する妖精とのインタラクションを実現し、ユーザにワクワク感を提示させることを目的とする。素の実現手段としてダイラタント流体という特徴的な流体を用いて力覚提示を行う。プレーヤーは吸引及び給水機構が取り付けられたグローブを装着することで、流体中の任意の場所に物体を知覚する。

「THE DIMENTION BOOK」IVRC2002総合優勝 武蔵野美術大学/東京大学

企画梗概 企画書

本企画は、物体の持つ様々な特性を、プレイヤに改めて深く知覚して貰う事が目的である。物体は、その表面に光が反射する事によって視覚する事が可能となる。この為、視覚する時の視線の変化や、光の強弱によって物体の見え方は様々に変化する。しかしながら、視覚行為と光との関係は、非常に密接であるにも関わらず、現実の環境光を反映させて画像を描画する画像装置の実現は進んでいないのが現状である。本企画では、正確な三次元空間における位置計測と、環境光の入力可能なセンサを、液晶ディスプレイに搭載する事によって、視線の変化や光の強弱により描画される物体が変化するディスプレイ装置を実現した。


Q&A

Q. 参加者は学生でなければなりませんか?また専門学校等でも参加できますか?
A. 一般学生部門の参加は、チームの代表者が小中高等学校、専修学校、短期大学、高専、大学、研究科(大学院)等の所属であれば問題ありません(ac,edドメインと同じ解釈とします)。メンバーに企業所属の社会人等が「任意の個人として」参加している場合は、協力者としての参加を認めます。
2012年より、高校生・高専生(本科3年以下)を対象にした「ユース部門」も開催していますので、対象となる方はこちらも検討してみて下さい。もちろん、高校生・高専生が一般学生部門に参加しても構いません。

Q. 参加者は必ずグループである必要がありますか?
A. 制作を行う技術や時間があれば、1名のみで構成されたチームも応募可能です。

Q. メンバーは、何人ぐらいが望ましいのでしょうか?
A. 特に制限等は設けておりません。人手が必要ならば、制作期間だけ手伝ってくれるメンバーを増やすのも良いかと思います。

Q. 「未発表の作品」とはどのレベルですか?
A. 原則として、作品が未発表作品であることを指します。
ただし既存の作品を改良したものや、学会等で発表した基礎技術を応用したものは企画内容に応じて「未発表の作品」として認める事があります。また、卒業制作等で、学内の発表会で展示しただけという作品も、未発表と認める事があります。基準としては、他のコンテスト等での受賞等の経歴が無いこととします。
もちろん『名前を変えただけ』といった改良では『新規性が乏しい作品』として審査される可能性はあります。

Q. どんな企画でも良いのでしょうか?
A. 学生を中心としたグループによって企画提案された「バーチャルリアリティをはじめとするインタラクティブ技術」を利用した未発表の作品で、展示体験可能な作品であればどのような企画でも構いません。
但し、火や大量の水など通常の展示が困難と思われるもの、安全性を十分に考慮しないもの、公序良俗や社会的に問題のある作品(差別や中傷)等は企画書審査の段階で落選する可能性があります。

Q. 水を使ってはいけないのでしょうか?
A. 非常に大量の水を開放状態で用いるような作品は、書類審査の時点で安全上の問題があると判断される場合があります。
密閉された容器の中で使用したり、ある程度の量の水であればブース全面に防水シートを張って転倒時であっても会場を濡らさないようにするなどの対策を行なって展示を実現した作品はあります。こうした対策については、企画書にも明記するようにしてください。
ただし、大会を開催する会場の都合でどうしても水が使えないと判明した場合には、書類審査通過やプレゼン審査通過の時点で作品形態の変更をお願いする可能性があります。

Q. サイズに制限はないのですか?
A. 1.8m(W)×1.8m(D)×2.0m(H)以内に収めてください。

Q. 1.8m(W)×1.8m(D)では、とても目標とするプロジェクタの投影距離が得られません…
A. 会場の実際の配置が許す場合には、展示スペース外にプロジェクタのためのバックヤードなどを提供したいと考えています。
また、例えば展示機材が1.8m(W)×1.8m(D)に収まるのであれば、体験者および来場者の安全が確保されることを前提に「歩行感覚提示デバイス」を制作し、「会場内を歩き回る」といったアプリケーションを設定するといった企画内容もご相談いただければ、展示して頂くことができるかと考えます。

Q. 書類審査の図に人物が入った写真を使ってもよいでしょうか?
A. 図版へのプロトタイプの写真や想定される体験の様子としての写真資料の利用は可能です。
一方で、書類審査においては、審査の上での有利不利がないようにするための配慮として応募者の情報を伏せた状態で行うため、著者や制作者の所属が読み取れる写真、作品提案に直接関係ない人物や背景などが含まれる誤解を生む写真を使用しない、もしくは適切な画像処理を施して利用してください。
また予選通過作品は日本VR学会大会への予稿として収録されるため、肖像権や著作権が解決されていない画像を使用しないよう注意してください。

Q. 応募段階での所属は何のために記載するのでしょうか?どのような情報を記載すればよいのでしょうか?
A. 所属や関連団体による有利不利、審査員の利益相反を防ぐため、書類審査評価システムには組織を同じくする審査員が審査することがないようコンフリクト解決システムが設定されています。大学等の所属の場合は最低限「学部/研究科」までご明記ください。その先の学部・専攻、研究室・サークル名等もできるだけ詳細にご記載ください(審査員が作品と紐づけて確認することはできない仕組みです)。

Q. 制作はいつから始めればよいのでしょうか?
A. 書類審査を通過したチームのみに実際の制作・展示を行っていただきます。但し、制作開始は特に定めておりませんので、プロトタイプ制作を早めに始めておくことは勝利への第一歩かもしれません。

Q. 技術的に制作が不安なのですが…
A. あなたの技術的不安はどのような部分ですか?IVRCはバーチャルリアリティやインタラクティブ技術を利用したコンテストであり、あなたのイマジネーションを体験可能な状態にする「技術」は最低限必要です。しかしながら、審査においては「作品企画の技術的/芸術的新規性」を重視しています。つまり「先進技術的の先端」と「人類に及ぼす芸術的新規性」は等価に扱われます。
まずは企画を提出する前に、いろいろな「挑戦」をしてみてください。技術的な裏打ちをするための調査をする、エンジニアリングに秀でた協力者を探す、企画を実現可能なレベルまで練りこむ…全ての参加チームは、さまざまな挑戦の上に、自分たちのイマジネーションを「体験可能な状態」にしています。

Q. 予選・決勝大会に出場するための交通費・宿泊費の援助はあるのでしょうか。
A. 残念ながらIVRCでは、遠方からの参加者の方に交通費・宿泊費を支援する枠組みは用意できておりません。所属研究室があれば学会発表として援助を受けることを推奨いたします。また、スポンサー企業を個別に募ることも可能です。

パートナーシップ

ご協賛のお願い

・ご協賛 50万円以上の プラチナ・スポンサー
・ご協賛 30万円以上の ゴールド・スポンサー
本年度も広く募集しております。詳細は、ivrcinfo[at]ivrc.netまでお問い合わせ下さい。

IVRCは、参加する学生たちに 「国際学会の VR技術展示参加可能レベル」の教育機会を与えているハイエンドのVRコンテストで、企業協賛金を主軸に開催しております。本VRコンテストの参加学生たちの育成にご賛同を頂き、ご理解を賜れる最先端企業の皆さまからのご協賛を、心よりお待ちしております。

また、2017年度より、プラチナ・スポンサーの、特に100万円以上のご協賛社によるスポンサー賞を「ダイヤモンド賞」と呼称することに致しました。

本VRコンテストの今後の継続的な開催を可能にするためにも、是非ともご検討下さい。


メディアの方へ

取材のお申し込みを随時受け付けております。予選大会・決勝大会の展示を取材いただける場合はぜひお問い合わせください。例年、様々なニュースサイト、TV、紙面等で、IVRCの展示や作品を紹介していただいております。

委員募集

IVRCの運営は、IVRC出場経験のある学生や、関心のある学生が「企画委員」または「アルバイト」として運営に携わることで支えられています。
運営に携わることは、今年勝敗を競った他チームのメンバーと交流したり、あなたの作品を審査した先生方との長い付き合いを得るチャンスでもあります。 あなたも、一緒にこれからIVRCに出場する後輩たちの活躍の場を支えていきませんか?

企画委員(原則無償)
  • 実行委員に準ずる形でIVRC運営へ長期的にご協力いただける方
  • 業務:以下のうち1つ以上
    • Web(コンテンツメンテナンス-英語、アーカイブ、作品紹介など)
    • 予選・本選運営補佐(会場レイアウト(電源)作成補助、ランチ・工具・素材屋マップ作成)
    • 広報(Twitter / Facebook / Instagram / etc)
    • チーム連絡担当補佐
    • その他ご意見があれば
  • 担当日数目安:準備段階を含む1ヶ月以上、実働目安5日間程度/月
  • 掲載:Webには実行委員に準ずる形で「企画委員」と記載します
  • 補足:担当は単年度で構いませんが、数年単位でのご協力頂ける方は大歓迎です
アルバイト(有償)
  • 当日のみの短期的なご協力をいただける方
  • 業務:撮影補助、受付、誘導、設営補助など
  • 担当日数目安:3〜4日間
  • 時給目安:¥1,000-
  • 掲載:WebにはSpecial Thanksなどの形で掲載する予定です

興味のある人は

  • ivrcinfo[at]ivrc.net まで遠慮無くメールください。質問でもかまいません。
  • ハッシュタグ #ivrcstaff でツイートしてもらえれば、こちらからコンタクトします。
  • facebookグループ「VR友の会」でも遠慮無く参加表明・質問してください。

運営の仕事

IVRCの運営には様々な仕事があります。企画委員の役割は、実行委員と一緒になってこれらの仕事を行ってもらうことです。

  • デザイン
    • 説明会や展示で配布するチラシ・パンフレットの作成、会場内外の立て看板や公式Webサイトのデザインなど、「IVRCの見栄えをよくする」ための仕事です。
  • 記録・撮影
    • プレゼン審査や大会展示を写真・動画で撮影します。撮影した映像は、記録映像「IVRC Annual Report」を作成したり、Webサイトに掲載したりします。
    • IVRCの作品群と、それに携わった学生たちの活躍を、後世に残す仕事です。
  • 広報
    • 多くの学生に参加してもらえるように、また多くの人にIVRCを知ってもらえるように、Webサイト・twitter・facebookなどを駆使して宣伝します(twitter「IVRC」の中の人をやったりもします)。ネットだけでなく、展示会に出向いて宣伝することもあります。
  • 展示運営
    • 会場をレイアウトして展示に必要な設備を揃えたり、展示を行うチームとの連絡をとって展示のための調整を行ったりします。展示当日には、出展者がスムーズに展示できるよう、また多くのお客さんに体験を楽しんでもらえるように、誘導や調整・トラブル対応なども行っています。
  • Web
    • IVRC公式Webサイトの内容を更新します。その年のルールやスケジュール、大会が近づくと作品一覧なども掲載します。また、書類審査を行うWeb審査システムの管理を行ったりもします。

運営組織

主催: 日本バーチャルリアリティ学会 IVRC実行委員会

実行委員

実行委員長舘暲東京大学名誉教授
副実行委員長岩田洋夫筑波大学教授
副実行委員長武田博直VR コンサルタント代表
実行委員安藤英由樹大阪大学准教授
実行委員ヤェム ヴィボル首都大学東京助教
実行委員大谷智子東京藝術大学助教
実行委員梶本裕之電気通信大学教授
実行委員小泉直也電気通信大学助教
実行委員杉浦裕太慶應義塾大学講師
実行委員杉本麻樹慶應義塾大学准教授
実行委員塚田裕太IVRC OB/OG
実行委員永谷直久京都産業大学准教授
実行委員野嶋琢也電気通信大学准教授
実行委員野田陽島津製作所IVRC OB
実行委員長谷川晶一東京工業大学准教授
実行委員橋本悠希筑波大学助教
実行委員古川正紘大阪大学助教
実行委員三武裕玄東京工業大学助教
実行委員南澤孝太慶應義塾大学教授
実行委員柳田康幸名城大学教授
実行委員吉元俊輔東京大学講師
実行委員佐藤克成奈良女子大学講師
実行委員稲見昌彦東京大学教授
実行委員井村誠孝関西学院大学教授
実行委員白井暁彦グリー株式会社VR Studio Lab Director
実行委員簗瀨洋平Unity Technologies Japanクリエイティブ・ストラテジスト
実行委員Yamen Saraiji慶應義塾大学特任助教
実行委員中村拓人東京工業大学JSPS PD

審査委員

審査委員長岩田洋夫筑波大学教授
副審査委員長武田博直VR コンサルタント代表
審査員稲見昌彦東京大学教授
審査員井村誠孝関西学院大学教授
審査員草原真知子早稲田大学教授
審査員串山久美子首都大学東京教授
審査員佐藤誠東京工業大学名誉教授
審査員白井暁彦グリー株式会社VR Studio Lab Director
審査員関昌充関特許事務所所長
審査員塚本昌彦神戸大学教授
審査員土佐信道明和電機代表取締役社長
審査員前田太郎大阪大学教授
審査員森山朋絵東京都現代美術館企画係主任学芸員
審査員簗瀨洋平Unity Technologies Japanクリエイティブ・ストラテジスト
審査員柳田康幸名城大学教授
審査員中谷日出
審査員苗村健東京大学教授
審査員南澤孝太慶應義塾大学教授
審査員五十嵐悠紀明治大学准教授

アドバイザー

大倉典子芝浦工業大学教授
筧康明東京大学准教授
串山久美子首都大学東京教授
栗本育三郎木更津工業高等専門学校教授
岸野文郎関西学院大学客員教授
北村喜文東北大学教授
小林昌廣情報科学芸術大学院大学教授・附属図書館長
斎藤英雄慶應義塾大学教授
常盤拓司慶應義塾大学特任准教授
苗村健東京大学教授
廣瀬通孝東京大学教授
福本雅朗マイクロソフトリサーチLead Researcher
前田太郎大阪大学教授
宮田一乘北陸先端科学技術大学院大学教授
橋本渉大阪工業大学准教授
内田まほろ日本科学未来館展示開発課長
矢野博明筑波大学教授

サポーター

青木孝文IVRC OB
小川博教GROOVE X
櫻井快勢株式会社ドワンゴUEIリサーチ
鳴海拓志東京大学講師
福嶋政期科学技術振興機構 / 東京大学さきがけ / 助教
細田真道IVRC OB
星貴之ピクシーダストテクノロジーズCTO
山川隼平IVRC OB

企画委員

太田明理紗筑波大学
亀岡嵩幸電気通信大学
小池篤哉千葉工業大学
小林優人電気通信大学
宮上昌大電気通信大学
古川泰地慶應義塾大学
村田 華蓮電気通信大学

Special Thanks

須藤聡名城大学
加世田幸輝名城大学
小島大河名城大学
嶋津温紀名城大学
山村大樹名城大学
山本凌雅名城大学
浅野広揮名城大学
村田華蓮電気通信大学
小池篤哉千葉工業大学
朝倉一希東京工業大学
厚地穂乃佳千葉工業大学
飯森優斗慶應義塾大学
奥谷哲郎慶應義塾大学
グエン アイン クアン千葉工業大学
高部恭平東京工科大学
谷口進ノ介東京工科大学
Tin Nguyen東京大学

協賛企業・団体

Platinum

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Gold

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Silver

後援:フランス大使館科学技術部
協賛機関:リアリティメディア研究機構