企画募集にあたって
IVRCでは、新しい体験を実現する優れたインタラクティブ作品を募集しています。誰もが体験を楽しめ、そこに発見があり、有識者をもうなずかせるような作品を歓迎します。
IVRCは、企画の段階から制作の終わりまで半年近くにも及ぶ長い期間、バーチャルリアリティなどの第一線での研究者を中心に構成される優秀な運営スタッフが参加チームメンバーと関わるという、非常に珍しい形態を取るコンテストです。
まずは新しいアイディアに溢れる企画を書いて、「インタラクティブ作品」にチャレンジしてみてください。すばらしい企画をお待ちしています。
スケジュール
本年度はプレゼンテーション審査はありません。書類審査の後にVR学会大会内でプロトタイプ審査が実施されます。
書類審査:
投稿の受付を終了しました。予選大会(プロトタイプ審査):芝浦工業大学 豊洲キャンパス
決勝大会:日本科学未来館
事前説明会
IVRCでは、関東・近畿・中部・東北の各地で参加希望者向けに事前説明会を行っております。今までIVRCに参加したことのない方、何か不明・不安な点のある方など、是非気軽にご参加ください。
会場・日程
日程・開催会場は決まり次第順次追加します。説明会の所要時間は各会場によって異なりますが、目安として1時間程度です。 (特に記載のない限り説明会は公開開催です。)
日付 | 開始時刻 | 会場 | 会場詳細 |
---|---|---|---|
4月15日(水) | 慶応義塾大学 | ||
4月22日(水) | 大阪大学 吹田キャンパス | ||
4月28日(火) | 13時00分~14時00分 | 大阪大学 豊中キャンパス | 基礎工学部J棟3階セミナー室 |
4月30日(木) | 13時10分~ | 名城大学 | 共通講義棟東 H-403講義室 |
5月1日(金) | 17時00分~18時00分 | 北陸先端科学技術大学院大学 | 知識科学研究科1棟3F(K31) |
4月・5月 | 毎週水曜日13時ごろ(随時) | 神奈川工科大学 | K1-605(白井研究室) |
5月7日(木) | 17時30分~18時30分 | 東京工業大学 すずかけ台キャンパス | R2棟 626室 (長谷川(晶)研) |
5月7日(木) | 11時30分~12時30分 | 芝浦工業大学 | 研究棟13階情報工学科会議室 |
5月8日(金) | 12時15分~13時00分 | 慶應義塾大学 矢上キャンパス | 26号棟207号室 |
5月11日(月) | 18時00分~19時00分 | 東京大学 | 工学部二号館3階電気系会議室3(部屋番号33B1) |
5月12日(火) | 18時00分~19時00分 | 筑波大学 | 第三エリア3L棟3階301-1室 |
5月12日(火) | 14時30分~15時00分 | 関西学院大学 神戸三田キャンパス | IV号館402教室 (学外から参加を希望される方はIVRCオフィシャルメールにお問い合わせください) |
5月13日(水) | 15時10分~15時40分 | 関西学院大学 神戸三田キャンパス | VII号館103教室(学外から参加を希望される方はIVRCオフィシャルメールにお問い合わせください) |
5月13日(水) | 18時15分~ | 東京藝術大学 上野校地 | デザイン科空間・演出(鈴木研) |
5月15日(金) | 12時20分~ | 京都産業大学 | 14102教室(14号館1F) |
5月15日(金) | 13時00分~14時00分 | IAMAS | 学外から参加を希望される方はIVRCオフィシャルメールにお問い合わせください |
5月18日(月) | 17時00分~18時00分 | 奈良先端科学技術大学院大学 | 情報科学研究科 L3講義室 |
5月18日(月) | 18時10分~19時00分 | 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス | K13教室 |
応募の方法
募集は専用のWebフォームを通じて行います。 応募受付期間内に、必要事項の記入と必要書類のアップロードを行ってください。
応募条件
- 作品の条件
- 学生を中心としたグループにより企画提案された、「バーチャルリアリティをはじめとするインタラクティブ技術」を利用した、未発表かつ展示可能な作品であること。
- 展示スペース
- 幅1.8m x 奥行1.8m x 高さ2.0m
- 予選大会・決勝大会ではこの展示スペース内で展示することが求められます。
- 応募者の資格
- 「バーチャルリアリティ/インタラクティブ作品」を実現できる能力・熱意をもつ学生を主体としたチームであること。
区分 人数 身分 連絡先 代表者 1~3名程度 学生 必要(携帯電話・電子メールなどで 確実に連絡できること) 参加者 不問 不問 不問 - 一般学生部門では,学生であればどなたでも参加が可能です.
- 「バーチャルリアリティ/インタラクティブ作品」を実現できる能力・熱意をもつ学生を主体としたチームであること。
応募受付期間
6月12日(金)17:00
IVRCでは、締切時間以降のアップロードは一切受理していません。
例年、以下のようなケースが発生します。余裕をもった投稿を心がけてください。
- 締切時間近くは応募が殺到し、アップロードに時間がかかります。
- 応募者側の回線不調などでアップロードが失敗することもあります。
- あわてて投稿すると、間違ったファイルをアップロードするかもしれません(締切後は差し替えも受け付けません)。
応募に必要なもの
内容 | 書式 | 注意事項 |
---|---|---|
企画梗概 (A4, pdf, 1ページ) |
書式(docx) |
|
企画書 (A4, pdf, 9ページまで) |
書式(docx) 書式(PDF) | |
参加申込書・同意書 | 申込書(xlsx) 申込書(PDF) 同意書(PDF) |
|
投稿料支払い証明 | — |
《振込先》
振込先が変更されました.2015年5月26日以前に記載されていた口座に振込を行った場合は事務局にご連絡ください.
郵便貯金 10110-59607361 トクヒ)ニホンバーチャルリアリティガッカイ ゆうちょ銀行 ゼロイチハチ店(018) 普通預金口座 5960736 特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会 トクヒ)ニホンバーチャルリアリティガッカイ |
過去の企画書の例
これから応募する方の参考のため、過去の優秀作品の企画書を公開します。
※サンプルは予稿集掲載のためにチームの連絡先などが明記されたものもありますが、応募に当たっては、審査時の不公平等をなくすため作品名以外の出自を示す所属団体名、氏名、メールアドレス等を載せないようにして下さい。
「渡る世間は綱渡り」IVRC2014 川上記念特別賞 大阪大学
<企画概要> 綱渡りは、高所に張った綱の上を歩いて渡る危険なスポーツであるが、そのスリルを一度体験してみたいと感じる人は少なくない。本企画では、綱の上での体の傾き、綱のたわみ、景色などの綱渡りのエッセンスを再現することで、地面に固定した綱の上で安全に綱渡りの体験が可能なシステムを構築する。 | 企画梗概 |
企画書 |
「Sense-Roid」IVRC2010 総合優勝 電気通信大学
<企画概要> 体験者は、ジャケット型の触覚提示デバイスを身につけ、自分の分身となるSense-Roidと向き合う。Sense-Roidは人間の上半身を模した模型に圧力センサ、圧電センサが組み込まれたものである。体験者がSense-Roidに触れることで、ジャケット型デバイスにその触覚をフィードバックする。これによって体験者はあたかも外側にいるもう一人の自分を触り、またそれから触られているような感覚を味わうことができる。 | 企画梗概 |
企画書 |
「パランガ」IVRC2010 明和電機社長賞 大阪大学
(※書類審査時タイトル:フリフリ -Flip Freaks-)
<企画概要> あなたの子供時代、学校の授業中に、コマ送りの絵を教科書の1ページ1ページに描いて、パラパラ漫画を作ることに没頭した思い出はないだろうか。静止画だったキャラクタが動き出す喜びと、自分が思い描いたように動いてくれた時の達成感、ページが等間隔に1枚1枚めくられることの小気味良さを味わったはずである。大人になった今、あの気持ち良さを再び味わってみようではないか.フリフリ – Flip Freaksで、無限に続くパラパラワールドを体験してみよう! | 企画梗概 |
企画書 |
「ダイラタノシー」IVRC2009 VR学会賞 大阪大学
<企画概要> 水中に存在する妖精とのインタラクションを実現し、ユーザにワクワク感を提示させることを目的とする。素の実現手段としてダイラタント流体という特徴的な流体を用いて力覚提示を行う。プレーヤーは吸引及び給水機構が取り付けられたグローブを装着することで、流体中の任意の場所に物体を知覚する。 | 企画梗概 |
企画書 |
「THE DIMENTION BOOK」IVRC2002 総合優勝 武蔵野美術大学/東京大学
<企画概要> 本企画は、物体の持つ様々な特性を、プレイヤに改めて深く知覚して貰う事が目的である。物体は、その表面に光が反射する事によって視覚する事が可能となる。この為、視覚する時の視線の変化や、光の強弱によって物体の見え方は様々に変化する。しかしながら、視覚行為と光との関係は、非常に密接であるにも関わらず、現実の環境光を反映させて画像を描画する画像装置の実現は進んでいないのが現状である。本企画では、正確な三次元空間における位置計測と、環境光の入力可能なセンサを、液晶ディスプレイに搭載する事によって、視線の変化や光の強弱により描画される物体が変化するディスプレイ装置を実現した。 | 企画梗概 |
企画書 |
書類審査
概要
応募企画数が20件を超えた場合には書類審査が行われ、30チーム程度を目安に選抜を行います。
審査は、提出された企画概要・企画梗概・企画書に基づいてWeb上で行います。作品企画の新規性・技術的チャレンジ・作品のインパクトを軸に、企画がしっかり練られているか、実現すべき企画であるかどうかを審査します。
審査のポイント
新規性
提案者もしくは他者によって過去にまだ実現されていないこと、あるいは過去に類似の研究・作品がある場合は適切に引用し差分が明確にされていること。
技術的チャレンジ
作品の実現において達成すべき目標が明確にされていること。それを達成する新しいアイディアが提案されていること。その実現方法が具体的に提案されていること。
体験のインパクト
体験者が体験できる内容が明確になっていること。ぜひとも体験したいと思える内容であること。国際的なステージにおいて専門家を魅了する、あるいは家族連れなど広く一般の観客が楽しめること。
書類審査結果通知
書類審査結果は、6月29日にメールで通知されました。
予選大会
概要
書類審査を通過したチームには、実際に制作した作品を予選大会で実演展示していただきます。展示作品を審査委員が体験し、審査委員会において決勝大会に進む作品を決定します。
会場は第20回日本VR学会大会の技術展示に併設され、学会参加者のほか一般の来場者も体験に訪れます。
今回のVR学会大会ではオーガナイズドセッションを予定しており、各年代の優勝者によるパネルディスカッションを通して「IVRC の過去と未来」を考えます。また、今年度の予選大会参加作品のチームにはショートプレゼンテーションを行っていただく予定です。
会場
芝浦工業大学 豊洲キャンパス(東京都江東区豊洲3丁目7番5)交流棟4階 401教室・402教室
スケジュール
(午前:会場設営(ブース準備、電源配線等) ※チームの設営はできません)
午後:チーム展示設営
11:15 – 12:45 : IVRCオーガナイズドセッション(Room E 305教室)
このセッションに限り、IVRCの名札を付けていれば入室可能です。
終日:チーム展示設営
設営の完了したチームより、順次10秒コメントの撮影を実施
09:15 – 12:30 : 審査コアタイム(非公開)
09:15には必ず作品が動作している状態にしてください。
12:30 – 15:00 : 一般公開展示
15:30 – 17:30 : 特別講演
17:30 – 18:00 : 表彰式
09:15 – 15:00 : 一般公開展示
15:00 – 15:10(予定) : VR観客賞表彰式
15:10 – 17:00(予定) : 展示撤収
IVRC OSについて
IVRCのプロトタイプ審査の前に、IVRC OSを実施致します。ここでは、IVRCを振り返るとともに、VR学会参加の皆さんにIVRCを紹介し、作品を見に来ていただくためのセッションです。
概要
登壇者
吉元俊輔:2009(第17回)ダイラタノシー 大阪大学・助教
稲見昌彦:1993(第1回)ARMS-II 慶應義塾・教授
安藤英由樹:1997(第5回)おこめっち! 大阪大学・准教授
橋本悠希:2004(第12回)Conspiratio 筑波大学・助教
松尾佳菜子:2007(第15回)虫 HOW? 大日本印刷
西田惇:2014(第22回)チャイルドフード 筑波大学大学院
OS内容
今回のオーガナイズドセッションでは、各年代の優勝者によるパネルディスカッションを通して「IVRC の過去と未来」を考えます。また、今年度の予選大会参加作品を紹介し、IVRC の今を知って頂きたいと考えています。
前半:IVRCを振り返る
歴代の出場経験者によるパネル
後半:本年度のIVRCプロトタイプ審査出場作品の紹介
各チームスライド1枚でライトニングトーク(90秒)
スライドの形式は4:3のPDFで、9月8日までに投稿して下さい。
注意事項
ブースについて明るさについて
電源について
机・椅子の貸出しについて
梱包材の保管、展示終了後のゴミについて
決勝大会
概要
決勝大会は、DIGITAL CONTENT EXPO 2015と同時開催で、10月24日(土),25日(日)に開催されます。
予選大会を通過したチームが、約1ヶ月のブラッシュアップ期間を経て完成した作品を、お台場の日本科学未来館にて実演展示します。 決勝大会には、予選通過各チームのほか、フランスのLavalVirtual学生コンテストを勝ち抜いた招待チーム、国際ビデオ部門のチームも参戦し、総合優勝の座を競います。 また、高校生による「ユース部門」の作品展示も行われます。
決勝大会でも、審査委員が展示されている各作品を体験し、審査委員会で総合優勝を始めとする各賞を決定します。また展示会場には、専門家や業界関係者だけでなく、先端科学に大きな興味を持つ一般の来場者も大勢訪れます。一般来場者による人気投票で最も多く票を集めたチームには「未来観客賞」が贈られます。したがって、各作品には、学術・芸術・技術的な要素の他に、一般の来場者に対してもアピールできることが求められます。
会場
日本科学未来館 7階 INV (イノベーションホール)
スケジュール
10/23(金)
終日 : 設営
10/24(土)
10:00 – 12:00 : 審査コアタイム(一般の方入室不可)
12:00 – 15:30 : IVRC展示(一般公開)
16:00 – 17:00 : 表彰式
18:00 – 20:00 : 懇親会
10/25(日)
10:00 – 17:00 : IVRC展示(一般公開)