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開催概要
趣旨

 IVRC とは、"International collegiate Virtual Reality Contest" の略で、1993年より開催されている、バーチャルリアリティやロボットといった先端技術を用いたインタラクティブな作品のコンテストです。2004年度からフランス Laval Virtual のコンテストにて優秀な成績を収めたチームを招待し、国際化を志すことから、英語名称を "International collegiate Virtual Reality Contest" へ改称しました。


 「バーチャルリアリティ」、「ロボット」と言うと高価で特殊な機械を使って実現するものというイメージがありますが、実際は手作りの装置で表現できることがたくさんあります。
 このコンテストの狙いは、参加者がインタラクティブ(相互作用的)なシステムを企画し、デバイスを自作したり、コンテンツを作り込んだりすることで、インタラクティブ技術を深く理解すると共に、より身近なものと感じる様になることにあります。



【写真:IVRC 2004の大会期間中の様子】


 IVRCはコンテストという形態を取っていますが、地域・企業・学会が一体となって「自ら考え・学び・手を動かすことのできる」優秀な人材を育成するための21世紀型の教育システムを形作る試みでもあります。その実績は国際的にも高く評価され、世界最高峰のVR技術の展示会SIGGRAPHやVRアート作品の展示会Ars Electronicaなどで高く評価されています。また、ヨーロッパにおけるVRの総合的なイベント、フランスのLaval Virtualとは、2003年から学生コンテストの優秀作品の招待参加を実施して、フランスと日本の学生交流を行っています。

コンテスト概要

 IVRCには、作品規模により以下の2部門があります。
 応募者は、一方または両方の部門を自由に選択して応募できます。

 部門   作品サイズ   審査方法   制作費   旅費   搬送費   予選大会
 東京予選大会   岐阜本選大会 
 インスタレーション   2mx2m以下   書類+プレゼンテーション審査   あり   3名分   あり   あり   4作品入賞 
 ハンズオン   2平米以下   書類+ビデオ審査   なし   1名分   なし   あり   1作品入賞 



 コンテストの審査の流れは、およそ下図のようになります。

コンテストの審査の流れ図


【1】書類審査・プレゼンテーションまたはビデオ審査

 インスタレーション部門では、書類審査において、応募者が提出した応募書類を元に審査し、プレゼンテーション審査を受ける作品を選出します。
プレゼンテーション審査では、さらに東京予選大会に進出する作品を選出します。
なお、この審査では、応募者は、短時間での作品に関するプレゼンテーションと、審査員の厳しい質問に対して、納得が行く回答を求められます。
 ハンズオン部門では、書類審査と同時にビデオ審査により、東京予選大会に進出する作品を選出します。
 これらの審査は、アイディア保護のため非公開で行われます。
 詳しくは、審査方法のページをご覧ください。


【2】制作費補助と表彰

 インスタレーション部門の応募企画が、プレゼンテーション審査を通過した場合には、参加チームに対して制作費が提供されます。
また、岐阜本選大会で優秀な成績を納めた各部門の作品には、フランス Laval Virtual への招待、アメリカ SIGGRAPH への投稿サポートなど、作家と作品の発展につながる副賞を用意しています。
 詳しくは、制作費補助と表彰のページをご覧ください。


【3】東京予選大会

 作品の、体験可能な実演展示を行います。
一般来場者による投票と学識経験者などによる審査によって岐阜本選大会に出場する作品を選出します。
 詳しくは、東京予選大会のページをご覧ください。

  会場    : 臨海副都心 日本科学未来館 1F  企画展示ゾーン b
  一般公開日 : 2008年9月13日(土)・14日(日) 


【4】岐阜本選大会

 東京予選大会を勝ち残った作品とフランス Laval Virtual 学生コンテストから招待した1チームで、体験可能な実演展示を行います。
審査委員が審査を行い、優秀な作品を表彰します。
 詳しくは、岐阜本選大会のページをご覧ください。

  会場    : 岐阜県 各務原市 テクノプラザ 
  一般公開日 : 2008年11月7日(金)・8日(土) 

組織

主催

 IVRC実行委員会( 日本バーチャルリアリティ学会 / 岐阜県 / 各務原市 )

 実行委員一覧

後援

 経済産業省,文部科学省,フランス大使館科学技術部

協賛