企画募集にあたって

IVRCでは、新しい体験を実現する優れたインタラクティブ作品を募集しています。誰もが体験を楽しめ、そこに発見があり、有識者をもうなずかせるような作品を歓迎します。

IVRCは、企画の段階から制作の終わりまで半年近くにも及ぶ長い期間、バーチャルリアリティなどの第一線での研究者を中心に構成される優秀な運営スタッフが参加チームメンバーと関わるという、非常に珍しい形態を取るコンテストです。

まずは新しいアイディアに溢れる企画を書いて、「インタラクティブ作品」にチャレンジしてみてください。すばらしい企画をお待ちしています。

スケジュール

本年度はプレゼンテーション審査はありません。書類審査の後にVR学会大会内でプロトタイプ審査が実施されます。

書類審査

  • 書類応募締切:6月17日(金)17:00
  • 予選大会(プロトタイプ審査):つくば国際会議場

  • 設営:9月14日(水)
  • 展示:9月15日(木),9月16日(金)(変更の可能性もあります)
  • 決勝大会:日本科学未来館

  • 設営:10月28日(金)
  • 展示:10月29日(土),10月30日(日)(変更の可能性もあります)
  •  

    応募の方法

    募集は専用のWebフォームを通じて行います。 応募受付期間内に、必要事項の記入と必要書類のアップロードを行ってください。

    IVRC投稿・審査システムへ

    応募条件

    応募受付期間

    6月17日(金)17:00

    余裕をもって投稿し、締切時間を厳守してください!

    IVRCでは、締切時間以降のアップロードは一切受理していません。

    例年、以下のようなケースが発生します。余裕をもった投稿を心がけてください。

    • 締切時間近くは応募が殺到し、アップロードに時間がかかります。
    • 応募者側の回線不調などでアップロードが失敗することもあります。
    • あわてて投稿すると、間違ったファイルをアップロードするかもしれません(締切後は差し替えも受け付けません)。

    応募に必要なもの※書式を更新しました(2016/05/25)

    内容 書式 注意事項
    企画梗概
    (A4, pdf, 1ページ)
    書式(docx)書式(PDF)
    • 提出の際には、必ずPDF形式に変換してください。
    • まずは企画書を制作し、それを簡略化する形で梗概を制作していただくことを推奨します。
    • 審査時の不公平等をなくすため、表紙を含め企画書内で出自がわかる情報を載せないようにして下さい。
      • 参加​チーム名、所属団体名、氏名、メールアドレス、チームメンバーの顔写真などが該当します。
      • 特に2012年度からは企画書・企画梗概にチーム名を一切記載しないこととしていますので特にご注意ください。
    企画書
    (A4, pdf, 9ページまで)
    書式(docx)
    書式(PDF)
    参加申込書・同意書 申込書(xlsx)
    申込書(PDF)
    同意書(PDF)
    • 同意書は印刷・署名の後スキャンし、画像をアップロードしてください。
    • 参加申込書・同意書はチーム全員分提出してください。申込書のメンバー記入欄が足りない場合は複数ファイルを提出してください。
    • 実物は、プレゼンテーション審査会場・予選大会会場まで持参するか、予選大会までに事務局へ郵送してください。
    投稿料支払い証明
    • 投稿料は、1企画あたり1000円です。
    • 投稿料振込の後、振込を証明できるもの(支払い証明書、ATMの利用明細票など)をスキャンし、画像をアップロードしてください。
    • 投稿料はいかなる理由があっても返金いたしません。よく考えてから振り込んでください。
    《振込先》

    郵便貯金
    10110-59607361
    トクヒ)ニホンバーチャルリアリティガッカイ

    ゆうちょ銀行 ゼロイチハチ店(018)
    普通預金口座 5960736
    特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
    トクヒ)ニホンバーチャルリアリティガッカイ

    過去の企画書の例

    これから応募する方の参考のため、過去の優秀作品の企画書を公開します。

    ※サンプルは予稿集掲載のためにチームの連絡先などが明記されたものもありますが、応募に当たっては、審査時の不公平等をなくすため作品名以外の出自を示す所属団体名、氏名、メールアドレス等を載せないようにして下さい。

    「渡る世間は綱渡り」IVRC2014 川上記念特別賞 大阪大学

    <企画概要> 綱渡りは、高所に張った綱の上を歩いて渡る危険なスポーツであるが、そのスリルを一度体験してみたいと感じる人は少なくない。本企画では、綱の上での体の傾き、綱のたわみ、景色などの綱渡りのエッセンスを再現することで、地面に固定した綱の上で安全に綱渡りの体験が可能なシステムを構築する。 Sense-Roid 企画梗概
    企画梗概
    Sense-Roid 企画書
    企画書

    「Sense-Roid」IVRC2010 総合優勝 電気通信大学

    <企画概要> 体験者は、ジャケット型の触覚提示デバイスを身につけ、自分の分身となるSense-Roidと向き合う。Sense-Roidは人間の上半身を模した模型に圧力センサ、圧電センサが組み込まれたものである。体験者がSense-Roidに触れることで、ジャケット型デバイスにその触覚をフィードバックする。これによって体験者はあたかも外側にいるもう一人の自分を触り、またそれから触られているような感覚を味わうことができる。 Sense-Roid 企画梗概
    企画梗概
    Sense-Roid 企画書
    企画書

    「パランガ」IVRC2010 明和電機社長賞 大阪大学

    (※書類審査時タイトル:フリフリ -Flip Freaks-)

    <企画概要> あなたの子供時代、学校の授業中に、コマ送りの絵を教科書の1ページ1ページに描いて、パラパラ漫画を作ることに没頭した思い出はないだろうか。静止画だったキャラクタが動き出す喜びと、自分が思い描いたように動いてくれた時の達成感、ページが等間隔に1枚1枚めくられることの小気味良さを味わったはずである。大人になった今、あの気持ち良さを再び味わってみようではないか.フリフリ – Flip Freaksで、無限に続くパラパラワールドを体験してみよう! パランガ 企画梗概
    企画梗概
    パランガ 企画書
    企画書

    「ダイラタノシー」IVRC2009 VR学会賞 大阪大学

    <企画概要> 水中に存在する妖精とのインタラクションを実現し、ユーザにワクワク感を提示させることを目的とする。素の実現手段としてダイラタント流体という特徴的な流体を用いて力覚提示を行う。プレーヤーは吸引及び給水機構が取り付けられたグローブを装着することで、流体中の任意の場所に物体を知覚する。 ダイラタノシー 企画梗概
    企画梗概
    ダイラタノシー 企画書
    企画書

    「THE DIMENTION BOOK」IVRC2002 総合優勝 武蔵野美術大学/東京大学

    <企画概要> 本企画は、物体の持つ様々な特性を、プレイヤに改めて深く知覚して貰う事が目的である。物体は、その表面に光が反射する事によって視覚する事が可能となる。この為、視覚する時の視線の変化や、光の強弱によって物体の見え方は様々に変化する。しかしながら、視覚行為と光との関係は、非常に密接であるにも関わらず、現実の環境光を反映させて画像を描画する画像装置の実現は進んでいないのが現状である。本企画では、正確な三次元空間における位置計測と、環境光の入力可能なセンサを、液晶ディスプレイに搭載する事によって、視線の変化や光の強弱により描画される物体が変化するディスプレイ装置を実現した。 THE DIMENTION BOOK 企画梗概
    企画梗概
    THE DIMENTION BOOK 企画書
    企画書

    書類審査

    概要

    応募企画数が20件を超えた場合には書類審査が行われ、30チーム程度を目安に選抜を行います。

    審査は、提出された企画概要・企画梗概・企画書に基づいてWeb上で行います。作品企画の新規性・技術的チャレンジ・作品のインパクトを軸に、企画がしっかり練られているか、実現すべき企画であるかどうかを審査します。

    審査のポイント

    新規性

    提案者もしくは他者によって過去にまだ実現されていないこと、あるいは過去に類似の研究・作品がある場合は適切に引用し差分が明確にされていること。

    技術的チャレンジ

    作品の実現において達成すべき目標が明確にされていること。それを達成する新しいアイディアが提案されていること。その実現方法が具体的に提案されていること。

    体験のインパクト

    体験者が体験できる内容が明確になっていること。ぜひとも体験したいと思える内容であること。国際的なステージにおいて専門家を魅了する、あるいは家族連れなど広く一般の観客が楽しめること。

    予選大会

    概要

    書類審査を通過したチームには、実際に制作した作品を用いて、第21回日本VR学会大会にて口頭発表及び実演展示していただきます。展示作品を審査委員が体験し、審査委員会において決勝大会に進む作品を決定します。

    また、日本VR学会に参加するために、最低1名以上のメンバーが学会へ入会する必要があります。(IVRC予選参加者の学会入会金は免除されます。予選参加申込の際に、入会希望者の確認を致します。)

    会場

    つくば国際会議場

    アクセス

    スケジュール

    TBA

    決勝大会

    概要

    決勝大会は、DIGITAL CONTENT EXPO 2016と同時開催で、10月29日(土),30日(日)に開催されます。

    予選大会を通過したチームが、約1ヶ月のブラッシュアップ期間を経て完成した作品を、お台場の日本科学未来館にて実演展示します。
    決勝大会には、予選通過各チームのほか、フランスのLavalVirtual学生コンテストを勝ち抜いた招待チーム、国際ビデオ部門のチームも参戦し、総合優勝の座を競います。
    また、高校生による「ユース部門」の作品展示も行われます。

    決勝大会でも、審査委員が展示されている各作品を体験し、審査委員会で総合優勝を始めとする各賞を決定します。また展示会場には、専門家や業界関係者だけでなく、先端科学に大きな興味を持つ一般の来場者も大勢訪れます。一般来場者による人気投票で最も多く票を集めたチームには「未来観客賞」が贈られます。したがって、各作品には、学術・芸術・技術的な要素の他に、一般の来場者に対してもアピールできることが求められます。

    会場

    日本科学未来館 7階 INV (イノベーションホール)

    アクセス

    スケジュール

    TBA

    リンク

    来場者向け情報