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■IVRC 2000 A.手作りVR部門 講評


ARIEL ARIEL ARIEL

 手作りVR部門で優勝した東京大学・ARIELの「バーチャルチャンバラ」は、HMDを被って古代アリーナに没入し、フライホイールを用いた撃力提示装置つきのデバイスで、AI搭載・ワンスキンアニメーション3DCGの怪人と戦うという作品である。来場者向けにアリーナの3DCGとプレイヤーのクロマキー実写の合成映像を表示しており、視野の限られたプレイヤーに背後から敵が迫っていることを教えるなど、来場者とプレイヤーが同時に楽しめる作品だった。撃力提示装置GEKI2は、重量と提示撃力のバランスもとれ、安定して動作しており、「奇想天外」性のあるデバイスとして評価された。Flock of Birdsによる当たり判定やモータドライバの自作など、学生にとっては高度な複数の技術をまとめ上げ、非常にわかりやすく面白いゲームとして完成させている。

戦国ティーム 戦国ティーム CITERA

 準優勝した奈良先端科学技術大学院大学・戦國ティームの「騎馬弐武者弐(きばきばむしゃむしゃ)」は、馬に模した座椅子を動かして馬を走らせ、ポヒマスセンサと加速度センサつきの弓を射て、並走する敵プレイヤーの騎馬と対戦する作品である。様々な種類の流鏑馬の的を射ることにより敵を妨害することができ、その際の華やかな3DCGイフェクトの数々が、戦國ティームの確かな技術力を示している。最も評価されたのは、ゲームとしての完成度の高さである。ポヒマスセンサをうまく利用しているため、3DCG上の矢の軌道に違和感を感じさせない他、対戦型ゲームとしてのゲームバランスもよく作りこまれていた。
 3位の千葉工業大学・CITERAの「超重力ホバーボード」は、4本の空気圧シリンダに接続された板の上でスノーボード状のデバイスを操作することにより、前面スクリーンに表示された3DCGのトンネル内を走り抜けるという作品である。体を支える部分のついた巨大な装置を作成し、板の傾きを変えることにより、仮想重力としての重力分力を変化させるという奇想天外な演出を実現している。トンネルの3DCGからはスピード感と浮遊感を感じることができ、コースの予測不能さがゲームとしての面白さを与えている。

CITERA ROBOT123 YST

 多摩大学・ROBOT123の「トブオンプ」は、発光体を手首に装着して暗室に入り(4台のUSBカメラの画像をもとに手首位置を推定する)、3D音響により暗室内を飛び回る音源をボールのように手で扱い、手の動かし方を変えて様々な音に成長させるという作品である。音だけを用いるVRという奇想天外さに真っ向からチャレンジして実現した点は高く評価されるべきだが、ゲームとしてのわかりやすさの点で評価が分かれてしまい、惜しくも賞を逃す結果となった。面白さを理解するまでに多少時間がかかるものの、様々な遊び方ができる作品となっている。
 船橋情報ビジネス専門学校・YSTの「HAUNTED TOWER」は、HMDを装着して迷路を歩き回り、遭遇するゴーストから逃げながら塔を脱出するという作品である。位置計測センサの不調のため本来予定していた展示はできなかったが、HMD映像の工夫により有限の現実空間で無限の人工空間を作り出す、という奇想天外さの演出を、来場者は体験することができた。


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