テバター(2015)

カミキリ(慶応義塾大学大学院)

[作品概要]

階段の手すりの上で指二本を足に見立てて交互に動かし,手を擬似的に歩かせた経験はないだろうか.本企画ではこの遊びをする手の視界をジャックし,まるで自分が自分の手に乗り移ったかのような体験を実現する. 生活の中で自在に動かす身体の一部でありながら,普段第三人称視点でしかその動きを見ることができない『手』の視界をジャックし,自分自身が憑依する感覚はプレイヤにとって全く新しい体験になるだろう.