BrainTouch..(2005)

地下職人 /京都大学

[作品概要]

“自分で手術”をコンセプトに,未来の治療器具を用いてあたかも薬を飲むように自分の脳を自分で手術する作品の展示を行った.患者の眼前には,鏡を表現するスクリーンと,自身の脳の透過像を表示するモニタが置かれる.鏡には将来病気になった自分の姿が映り,モニタには半透明の病根ターゲットをスーパーインポーズした脳の三次元ボリューム像が提示されている.患者は,自分の頭に針型治療器具の先端を押し込み,ターゲットを狙い引き金を引く.ポラリスを用いて頭部と針型治療器具の位置及び向きの検出を行い,針部の挿入深さと向きを三次元モデル内の針先端にマッピングした.治療の結果は鏡に映る視野が正常に戻ることで表現した.

[ 東京予選大会映像 ]