拡張のどごし感(2012)

のどごし一番 / 筑波大学

[作品概要]

飲料メーカーのテレビCMを見ていると,タレントが大きくゴクゴクとのどを鳴らしながら飲み物を飲んでいることがあります.このような音を聞くと,私たちはその飲み物が気になり,無性に飲みたくなってしまうものです.拡張のどごし感は,飲料メーカーのCMに用いられる演出に着目し,CMで用いられる演出を自分自身で体感しながら飲料を飲むという体験を提供します.
拡張のどごし感のブースはCMの撮影セットを模しており,体験者はCMの出演者となって撮影を進めていきます.撮影セットには,感圧センサや加速度センサなどのセンサが組み込まれ,体験者の状態を検出します.カチンコの合図を聞いて,体験者はジュースの缶を開け,グラスに注ぎ,一気に飲み干すというシーンを演じていきます.また,各シーンに連動してCM のように効果音の演出が施されていきます.爽快かつ楽しいものに演出されたCMの世界を,現実のものとして体感することができます.

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