剥物館(2014)

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剥芸員 /名城大学

[作品概要]
接着されたハガキを剥がす行為を始め,「剥く」,「剥がす」という行為には手応え,振動,視覚的な変化,音に由来する快感を伴う.そこから延長し,普段は絶対に剥くことが出来ないスマートフォンや樹木,人の顔といった物を剥く体験ができるデバイスを作成する.この体験を通して快感はもちろんのこと,あり得ない物が剥けたという驚き,興奮を味わってもらう.剥く際の手応えは剥くプレートを電磁石と鉄板で挟み,電磁石・鉄板間に生じる引力で提示,振動は振動子により提示する.更に剥き動作に合わせて視覚的な変化をディスプレイに表示,音の情報をスピーカーから同期させて提示することにより剥くという感覚を構成する.また複数のデバイスを用意しコンテンツごと使い分けることにより,様々な「剥く」という体験が可能な剥物館を目指す.

[予選大会映像]